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猿島 JGTOチャレンジ II 2007

「猿島JGTOチャレンジⅡ」は冨山聡が制し、悲願の初優勝!

「両親の前で優勝出来たことが何よりです。」と優勝が決まった後、語った冨山。

競技最終日、初日の成績を2アンダーとしていた冨山は、単独首位の中田範彦の4組前をプレーしていた。
この日、冨山はコースレコードの66を叩きだし、自身のスコアをトータル8アンダーでホールアウトした。その直後、首位の中田が15番ホールをボギーとし、9アンダーの1打差となったことを知る。
アテスト終了後には、プレーオフになる事も考え、再び練習グリーンに戻り、今大会を共に戦ってきた帯同キャディーの岡本さんと練習を始めた。

「初日は全然かみあわなかった」と話す自身のプレーも、最終日は帯同キャディー岡本さんの「身体がういている」とのアドバイスを受け、アイアンショットが好調に。今日のゴルフは、1番ホールでいきなりボギーを叩き「へこんだ」と語るものの、このアドバイスが転機となり前半4つのバーディを奪う。後半に入った後も、3バーディ、ノーボギーと前半の好調をキープした。

今大会前には、コーチからもアドバイスを受けており、「コーチ、そして帯同キャディーの岡本さんにアドバイスを頂いて、その2つがうまくかみ合いました」と語った。キャディーの岡本さんは細川和彦の帯同キャディーも勤めており、冨山にとって強い味方になったに違いない。

今シーズン、トップ10に3回も入るなど、安定したゴルフをし続けてきた冨山が、今回頼もしい相方を得て、両親の前で果たした悲願の初勝利。表彰式を前にしてお母さんのヒデ子さんは、「昨日私は応援に来れなかったので、今日は朝早く起きて何が何でも応援に来ようと思っていました。こんな展開になるなんて、ビックリしました。今日はどこかでパァーッとお祝いしてあげたいです」と、息子の表彰式を前に感激しながら話した。

この優勝で冨山は8月23日から行われるツアー競技「KBCオーガスタ」への出場権を獲得し、チャレンジ賞金ランキングも2位となった。「1位目指して頑張りたいです」と、この優勝を機に、今シーズン後半戦の更なる飛躍が期待される。

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