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クローズアップ<今季初シード 広田悟>

オフは主に体力強化のトレーニングと、地元・山口県の宇部CCでの打ち込みに汗を流す。ショットの合間に、ちょっと一休みしてメーカーのプロサービスの方と今季使う新しいクラブについて、話し合う広田。
先日、地元山口県・宇部市から、福岡・飯塚市に駆けつけた。伊沢利光が、今季契約を結んだ江連忠コーチと行っているオフ合宿に、合流するためだった。
 「1日、参加しないか、と電話をいただいて。僕もたまに、江連さんに見てもらっているものですから・・・」
 午前中の9ホールで、スイングチェックを受けた。
 「昨年の成績が、たまたまだったと思われたくない。開幕までにもっともっと、レベルアップして、2年連続のシード入りが第1目標です」と話す。
 昨年、賞金ランキング72位で、初シード入りを果たした。出場義務試合数を満たしていない選手を省けば、上から70人目。まさに滑り込みのシード権獲得だった。
 「“ドベ”で入れたことには、運があると思った。だって“ドベ”って、なろうとしてなれるもんじゃないでしょう? 見方によってはかえって目立つし、逆に自分をアピールできるような気がして」
 底抜けのプラス志向が、武器だ。

 しかしそんな広田にも、悩みはある。
 それは、こと“ゴルフ”に関しては、自分はまだ、何の“武器”も持たないことだ。
 「むちゃくちゃ飛ぶわけでもない、といって、曲がらないわけでもない。小技が特別うまいわけでもないし・・・あなたの特徴は?と聞かれても、答えられることが何もない」
 昨年の部門別ランキングでは、どの部門でも上位に顔を出すことができなかった。「こんなんで、シードが取れたなんて、逆に珍しいくらいで・・・」と苦笑する。
 だから今年は、まずは平均ストロークを上げることを意識してプレーすることで、全体の底上げを図る。
 「その中で、『これが広田だ』と、胸を張っていえることを、自分なりに見つけていきたい。・・・運があれば初優勝、もね!(笑)」
 デビュー9年目だが、その瞳は、新人のように輝いている。

■テレビ放映のお知らせ
 ビュイックインビテーショナル(USPGA)

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