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アコムインターナショナル 2002

大会みどころ

JGTO競技運営ディレクター 小山和顕

1983年の第1回、ダブルス競技から始まった今大会は、今年節目の20回記念を迎えました。
この長い歴史の中で、見逃してはならないのが、競技方式の変遷です。
『アコムダブルス』の名称で行われた1983年〜1989年の7年間は、4日間72ホールのフォアボールストロークプレーを採用。斬新なこの競技方法は当時、大いに話題を呼んで、もともとゴルフが持つ“個人競技”という一面に、また違った面白さを、ファンにアピールしてきました。
この第4回大会で、東聡とチームを組んで優勝した飯合肇は、「自分への責任とチームへの責任とが混ざり合い、悔しさも2倍、喜びも2倍。やってる選手たちも大いに燃えて、非常に面白かったよね」と、振り返っています。

続いて、1990年の8回大会から採用されたポイントターニー制、さらに、1999年から現在にいたるストロークプレー…。それぞれの競技方法で、大会色を全面に打ち出しながら、20回もの長い間、ゴルフの楽しさを、選手ならびにファンのみなさまへ、存分に届けてきてくださった主催のアコム株式会社さまには、この場をお借りして、心から御礼申し上げたいと思います。ありがとうございます。

記念大会の今年は、例年にも増して、役者たちがそろいました。賞金ランク上位者はもちろん、先週、復活Vをあげたジャンボ尾崎と、注目選手が、目白押しです。
コースは、ジャック・ニクラウス設計のチャンピオンコース。ゆったりと、フラットな地形に、池やハザードが効果的に配置されています。
また、グリーンは適度な速さとアンジュレーションがあり、第1打目からピン位置を考えたショットをしていかないと、スコアが作れない、セッティングになっています。
選手たちが「非常に攻め甲斐がある」と声を揃えるコース設定に加え、ツアーの中でも屈指の設備を備えた練習場も、また大きなみどころのひとつです。
打席数、奥行き共にたっぷりと取ってある広々としたレンジで、存分に調整を行ってスタートしていく選手たちの姿を楽しんでいただくのも、また一興かと思います。
そのほか、イベント関係もたくさん催され、ギャラリーのみなさまへの細やかなサービスも完備されています今大会。
ぜひ、会場にお越しになり、トーナメントの空気を思う存分に、吸っていただければと思います」

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