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アコムインターナショナル 2001

「良いグリーンほど、ロフトのないパターがいい」

横田真一が、オリジナルパターで好位置

 1番のバーディに気をよくした横田は、次の2番パー5で、なんと20メートルを決めて、イーグル奪取。
 スライス→フックのスネークライン、「入らなければ、グリーンを飛び出していた」という強気のタッチは、ど真ん中から決まって「超ラッキー」と頬をゆるめた。
 「ショットの調子はまずまず」だが、実はパットが絶不調。
 今季は、週替わり、日替わりでパターを変え、悩みに悩んでいる。
 打開を図るため、自称「ロフトマニア」の横田は、30万円もするアメリカ製のロフト・ライ測定器を取り寄せて、今週は、コースコンディションにあわせ、自らパターを微調整してきた。
 その末に持参したのは、ロフトは3度、ライ34度に仕立て上げられたオデッセイのホワイトホット。これを好スコアの後押しとした。

 「芝目のきつくない、完璧にセッティングされたグリーンほど、ロフトの立ったパターがいいんだ。あと、調子の良い人ほど、ロフト角がないパターを使いたがる。ジャンボさんが一番、勝っていた時期や、昨年のシーズン終盤の晋呉なんかは、ずっと、ロフト0度のパターを、使っていたんだから」

 「人のクラブを観察するのも大好き」という横田のマニアぶりはツアーでは有名で、自宅には工房、名器のコレクションルームまである。
 「クラブ調整しているときは、一度見ただけで、ロフト角も0、2度単位で違いがわかるんだよ」と横田。緻密な調整が効いて、最終日も、“横田オリジナル”のパターが、威力を発揮するか。

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