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久光製薬KBCオーガスタ 2001

「明日は奇跡が起きてくれれば…」

1番のダボから執念の盛り返し、3位タイの堺谷和将

 「最初ダボ発進から、良く盛り返しました。
 最終組でのスタートに、やっぱり、ちょっと力入っていたかな。
 安全に右に、と思ったらすっぽ抜けて右の林の中。そこから木に当たってますます打てないところに行ってしまい今度は出すだけで、4オン2パットのダボ…。さすがにしょげましまね。もう、だめって思った。完全に開き直りました。
 でも、その開き直りが良かったみたい。
 最初に打ってしまったら、もうあとは攻めるしかない。
 次の2番からは、自分を信じて、ピンを狙っていくしかなくなった。
 “とにかく、パープレーまで戻そう”と目標を置き換えたら、変なプレッシャーも消えて楽にプレーができたんですよ。
 これまでの僕には、考えられないこと。いつも、打っちゃうと、落ち込んだままズルズルといっちゃうのがパターンだったから…。
 今日は最高のゴルフでした。ここまで戻せて、最高です。
 明日は、誰かと争うというより、自分が60台でまわってこられるかどうか。
 勝てれば最高だけど、自信はまったくありません…。
 もう根性でいくしかない。
 僕は、上位の加瀬さんや真板さんのように凄い選手じゃありませんから、あとは奇跡が起きてくれれば、という感じです」

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