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ダイヤモンドカップトーナメント 2002

「今日でリセット」

 前日首位の横田真一は、パットが入らず伸び悩み
 この日の横田は、苦しい展開。
 出だしから、「パットがペロンペロン」。
 チャンスが幾度もカップをなめて、後半からは、すっかり怖くなって、打てなくなってしまった。
 「それが、スコアが伸ばせなかったいちばんの原因」と、通算12アンダー、3位タイにも、不満顔だ。

 ショットもぶれた。
 ハーフターンの1番パー5。
 第2打を、左林へ打ち込んだ。「OBかも」暫定球を打って行くと、球は、林のベアグラウンドにかろうじて止まっていた。
 ピンまで30ヤードからのバンカー超えのリカバリーショット。だがここで、技の横田の本領発揮だ。
 サンドウェッジで球をつぶして、低く打ち出した「スーパーアプローチ」は、ピン横1.5メートル。ピンチが一転、バーディ奪取。
 「しのいでしのいで、ノーボギー(苦笑)。もうひとつ、いけたはずなんだけど…。今日で、一回リセットして、明日からもういちど、やりなおしですね」。
 心残りの第2ラウンドにも気を取り直して、心機一転、決勝ラウンドに挑む。

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