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日本プロゴルフ選手権大会 センコーグループカップ 2026

44歳の西村匡史が4年ぶりのツアーでエンジョイ「いや、まだ初日!笑」

公益社団法人日本プロゴルフ協会(PGA)が主催する本タイトル戦は、JGTOのシード選手であってもトップ50人しか出場できない。

かわりに、2024年から予選会場を、北海道、東北、上信越、北関東、埼玉、東京、千葉、神奈川、静岡・山梨、中部、近畿2地区、中四国、九州の計14地区に急拡大。

大きく門戸を広げて、多くのプロに出場機会を与えており、5人タイの首位発進した前田光史朗(まえだ・こうしろう)や竹山昂成(たけやま・こうせい)、また単独6位の西村匡史(にしむら・まさし)や、7位タイの田中裕基(たなか・ひろき)らが、貴重なチャンスを生かして好スタートを切っている。

その誰もに個性やドラマがあるが、中でも特に西村匡史(にしむら・まさし)の存在感が際立っている。



44歳にして、ツアー出場は2022年の本大会以来4年ぶり30回目。
ゴルフインストラクターのお父さんの影響で12歳からゴルフを始め、2008年にプロ転向した、ツアーデビューを飾ったのは、ようやく30歳の2012年に出た本大会だった。

この日、首位グループに紛れた24歳の岡田晃平(おかだ・こうへい)は、地元高知の明徳義塾高校の後輩だが、「年が上過ぎて。僕のことはたぶん知らないですよ」と、ニコニコ言った。

報道陣から取材を受けるのも生まれて初めて。
「いや、囲まれちゃって。ほんと、初めての経験させていただいて。スポンサーや、お客さまにもいい報告できますね」とつい、言ってしまって自分ツッコミ。

「いや、まだ初日!笑」。

ツアーに出始めの頃は、それなりに気合を入れて「優勝争いしてやろうと。昔はそう思っていましたが、きょうは1打1打に変な焦りもなく」。
リラックスして臨めた。

スタートの10番でボギーが先行したが、11番ですぐバウンスバックし、13番では4メートルのパーパットを拾えた。
「それで落ち着きました」と2アンダーでターンをするとすぐ1番から連続バーディ。

さらに伸ばせた。

4番でまたボギーを打ったが今度は6番で、チップインからの連続バーディが来た。
「流れが悪くなったところで踏ん張れた」と、自己ベストとなる「66」をマークし「ほんとしばらくツアーに出ていなかったので。出来すぎじゃないですか?」と、目尻を下げた。

昨年はファーストQTで敗退し、ランキングは625位。
今季はまだ、ACNツアーの「ニュータス カップ in 利根パークゴルフ場」で、推薦出場できただけ。

それでも、「まだシニア(50歳~)までは早いし、かじりついてでも、試合に出続けまだまだ頑張っていきたい」と、夢を追う。
スポンサーさんのサポートを受けて、今は栃木の鹿沼でレッスン業をしながら今年は高校球児の長男・太陽さんと一緒にトレーニングも開始した。

「今までなら良い位置にいるからこのまま…とか思うんでしょうが、今は本当に心から楽しもう、と思えているところがあります」。
久々のツアーをエンジョイしている。

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