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JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP CHALLENGE in FUKUI 2026

宇喜多は窮地で腹をくくってプロ初V。次週は「第二の故郷」で凱旋だ

内山遥人(うちやま・はると)と並んで入った最後18番。
「昨年までパットに悩んでいた」という宇喜多飛翔(うきた・つばさ)は、入れば勝ちのバーディパットも、「7メートルくらい、長く感じた」。

でも、だからこそ逆に腹が座った。
「余計なことは考えず構えてすぐ打つ。やるべきことをやるだけ」。

去年の葛藤が、うそのように手が動いた。ボールがカップに消えた瞬間、ガッツポーズが自然と出た。
思えば、前の17番のバーディパットも6メートル以上はあったが、逃さず済んだ。


2打差の単独トップで出たこの日はショットで手が離れる場面が目立ち、2番でバーディ先行しても、3番ですぐボギーを叩いた。
「出入りの激しいゴルフ」で自ら首をしめたがこの日、4つ目のボギーを喫した13番で、内山に2打のリードを許すと、そこで、むしろ気合が入った。

「ここから全部獲るくらいでいかないとだめ」。
最終18番のティショットも右に飛び「あわやOB」の窮地にも、慌てず済んだ。

右ラフにかじりついた2打目もまた右に行き、ラフから3打目勝負のアプローチもミスしたが、最後は自分を信じてバーディパットで競り勝ち、3年ぶりに参戦したACNツアーで、嬉しいプロ初優勝を掴んだ。

大阪学院大学3年の2022年に「日本学生」で優勝し、サードQTからの出場資格を得たことで、プロ入りを決意した。
母校においては、1学年の平田憲聖(ひらた・けんせい)に続く史上2人目の在学プロとしてデビューを飾り、初年度の23年に即、初シード入りを果たした。

レギュラーツアーで2季戦ったが昨季、賞金ランク82位で陥落していた。

23年以来の参戦となるACNツアーで出直しを誓った今季、オフは手首痛にも悩まされ、満足な調整はできなかったがその分、課題のパットに注力し、体を鍛えなおして、「メインのこのACNツアーで年間王者を目指せるように。来季は、レギュラーツアーに戻れるように。良い準備はできていたと思う」。

今季3戦目でつかんだ悲願のプロ初Vに自信がにじむ。

本大会の優勝で、次週の「関西オープン」と、7月の選手会主催大会「JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品」の出場権を手にした。
特に、今年創設100周年を祝う「関西オープン」は、大阪府の茨木カンツリー倶楽部がその舞台で、最寄り駅も母校・大阪学院大学のたったふた駅先である。
「第二の故郷なので」。

アマで初出場した21年は初日を3位で出て、22年は結果7位でベストアマに輝き、プロ初戦となった23年大会では3位に。
思い入れの試合で「今年は、この勢いのまま、優勝目指して頑張りたいです」。
凱旋に、おのずと気合が入る。



「JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP CHALLENGE in FUKUI」

コロナ禍による試合数減少の窮地に立たされた時、「活躍の場を自ら作ろう」と選手たちが立ち上がり、ACNツアーとしては唯一の選手会主催大会として2021年に第1回にこぎつけたのが、本大会です。
6回目の今年は、121社もの協賛各社に支えられながら、本戦の運営費や大会タイアップイベントの経費を賄うため、クラウドファンディングでも支援を呼びかけ。 
表彰式には、選手会長・阿久津未来也(あくつ・みきや)も駆け付け、大会をサポートしてくださったすべてのみなさまにご挨拶。
またプレゼンターとして、優勝の宇喜多に優勝杯を手渡しました。

選手会長・阿久津よりご挨拶
 選手会長としてひとこと、お礼のごあいさつをさせていただきます。この大会は、池田勇太選手や石川遼選手ら、当時の選手会メンバーが中心となって生まれた試合で、私たち選手にとっては特に思い入れの強い大会のひとつでもあり、今年も無事、第6回を迎えることができました
 会場を提供していただきました越前カントリークラブのみなさま、地元あわら市のみなさま、大会を支えてくださった121社のみなさまのおかげで、今年も本当に素晴らしい大会になりました。
 この場をお借りして、厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。
 これからも、ジャパンゴルフツアー選手会は、ファンのみなさま、スポンサー、関係者の皆様に新しい取り組みをお届けできますよう、一丸となって頑張ってまいります。引き続きのご声援を、なにとぞよろしくお願いいたします。


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