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ファイナルQT千葉夷隅ゴルフクラブ 2025
シード落ちも想定内。QTを見据えたスイング改造で篠優希が好スタート
来シーズンのレギュラーツアーの出場優先順位で圏内を保守することはできなかった。
そんな篠優希(しの・ゆうき)が首位と1打差の好スタートを切った。
「最後の方で結構掴んできたのでゴルフはいい感触です。今年は中日クラウンズくらいまでは良かったんですが、そこから調子が上がらなくて。それでVISAの時にどうしようもなくてコーチ(中井学)に相談して見てもらいました。そこから良くなったんです」
篠が着手したのはスイングテンポだ。スイング改造は多くの選手がやっていることだが、シーズン中に着手するのは珍しい。しかもスイングテンポとなると、逆に壊れてしまう可能性もある。
「それくらい思い切ったことをやらなければならないほどヤバかったんです。よくなるか悪くなるかはわかりませんでした。でもそれくらいやらないとファイナルQTは通らないとおもっていました」。
篠は2022年のファイナルQTで優勝している。2023年はシード権を確保できずに再びファイナルQTに出場して5位に入っている。レギュラーツアーで今一つ定着できない傾向があったが、今回の改造はそれを解消する足掛かりになるかもしれない。
明日からの3日間、ファイナルQTに強い篠がどのようなゴルフを見せてくれるのかに注目したい。











