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バンテリン東海クラシック 2025
2位惜敗で魅せたショット力。安森一貴は9年目の初シードを手中に
安森一貴(やすもり・かずき)はプロ9年目初優勝を1打差で逃した。

「もちろん、悔しい。でも、ここまでできるんだという実力の確認ができた」。
23年に、逆転負けした「ミズノオープン」の3位を上回る自己ベスト2位には、胸を張った。
1差の3位タイから出て、下家と並ぶベストスコアの「64」は、2ボギーの下家に対して安森はボギーなしの7バーディ。
17番では132ヤードでPWを握った2打目をピン5センチにくっつけ、ショットの精度を見せつけた。
逆転を意識して、1差で入った18番のフェアウェイからの2打目も「気持ち的にピンに行こうとは思ったんですけど、やっぱり体が反応して、ピンよりちょっと左に行っちゃった」と、2パットのパーで終戦。
最後のチャンスは逃したが、単独2位賞金で賞金ランキングは前週の49位から、32位に浮上。
プロ9年目の初シードにもめどがついた。
前夜、ツアー通算7勝のベテラン、武藤俊憲(むとう・としのり)から届いた応援メッセージは「そんな簡単に勝てるもんじゃないから緊張するな。苦しんだときにいい結果が待っている」。
「おかげで緊張が解け、夜もぐっすり眠れた。武藤さんの助言が心強かった」と、最終日の大健闘に感謝していた。















