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BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ 2025

「いば6」でも露出済み。アマ唯一の出場者・隅内雅人さんも日大勢の波に乗れ

いまツアーで目覚ましい日大勢の波に乗る!
JGTO主催のタイトル戦で、今年は唯一のアマ出場する。
隅内 雅人(すみうち・まさと)さんは日本大学の3年生。




本大会は、ツアープレーヤー№1決定戦だが、アマにもプロのセッティングを体験してもらおうと、21年大会から世界アマランキング100位内のうち、出場意思のある上位3人(4月15日時点)に、資格を付与。

本年度は唯一の該当者として、隅内さんが選出された。

本大会の地元・茨城県の出身。
水戸啓明高校時代から、NHK水戸放送局の情報番組「いば6」で特集が組まれるほどの注目選手で、すでに今週火曜日にも出演。

今週も活躍が期待される。

中学時代に、中嶋常幸(なかじま・つねゆき)が主催するゴルフ塾「ヒルズトミーアカデミー」に入塾した。
ここ宍戸ヒルズカントリークラブのラウンド経験も豊富で、高校時代はよく、本大会終了直後にプレーさせてもらっていたといい、コースを熟知している。
今週の練習ラウンドでは「いつもよりフェアウェイが広くとってある」と、コースセッティングの変化もすぐ察知。

「それでもほかのコースよりはぜんぜん狭いし難しいには変わりない。ティショットでフェアウェイをキープすることが大事かな、と思います」と、警戒は解かないが、いままでここで何度か60台をマークしている経験は、大会初出場の今回もきっと大きな指針になる。

プロの試合は初出場の19年から数えて5戦中3試合で予選を突破。
特に高校3年の16歳で出た21年に「日本オープン」ではツアー史上最年少のホールインワンを達成するなど、片鱗を見せている。

本人は、「ピンを刺すアイアンショット」を自負するが、今回キャディをしてくれる日大同期で、ルームメイトの吉田京介さんは、「飛距離も出るし、アプローチの上手さは別格です」と、証言。
息の合ったフレッシュな二人三脚も楽しみだ。

今季、ツアーでは6戦中5戦で初V者が続いており、うち先々週の「日本プロ」の清水大成(しみず・たいせい)と、先週の「ミズノオープン」の阿久津未来也(あくつ・みきや)が大学OBだ。

また、一昨年の「ダンロップフェニックス」でアマV⇒昨年の「日本プロ」でプロ初V⇒今年5月の「全米オープン」日本予選でトップ通過の杉浦悠太(すぎうら・ゆうた)は隅内さんの3つ上で在学もかぶっており、なおさら刺激に。
「アマだとやっぱり福祉さん(東北福祉大)が強いんですけど、プロの試合はいま日大勢が強い。自分もここで勢いをつけていこうかな」と、先輩らについて行きたい思いでいっぱい。

「本当ならプロの方しか出られない試合に出させていただけることになったので、本当にありがたい。経験を活かして成績を残せるように頑張りたいです」。
先輩らにあやかり、宍戸に新風を吹かせる。

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