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〜全英への道〜ミズノオープン 2025

同組の池田勇太に励まされ。芹澤慈眼が2位でV争い

プロ5季目の芹澤慈眼(せりざわ・じげん)が、初日から5個ずつ伸ばして通算10アンダーの2位につけた。




初日の6番に続いて、この日は前半18番で、今週2個目のイーグル奪取。230ヤードの2打目を5アイアンで2メートルにつけるなど、ほか3つのバーディもパー5で奪ってのもの。
「このコースは曲げてもOBがあまりない。気持ちよく振れますね」と、大胆に、「きょうは自分でも納得するゴルフができた」と、ラウンドの合間の大先輩とのおしゃべりも弾む。

地元大分で、ジュニア期から活躍し、熊本の秀岳館高校から、東北福祉大に進んだが、腰のヘルニアと診断を受けたのは、入学してすぐのころだ。
手術は回避したが今も時々痛む。
常に状態を気にかけなくてはならず、プレー前後もストレッチやトレーナーさんのケアが欠かせない。

練習もセーブせざるをえず、「痛みさえなければ普通にやれるのに」。

でも、予選ラウンドで初めて同組になった大学先輩の池田勇太(いけだ・ゆうた)に励まされた。
池田も顎のかみ合わせに起因する不調で手術を重ねて、いまシード復活に賭ける立場。
「ケガのあと感覚がなくなって、いまやっと出て来た、というお話を聞いて。トッププロでもつらい時期がある。自分も負けずに頑張ろう、と思えた」と、誓って別れた。

昨季のチャレンジトーナメント(現ACNツアー)で賞金13位につけて参戦する今季、開幕戦「東建ホームメイトカップ」で2日目に「62」を出して自己ベストを更新。15位の成績を残すなど、片鱗が出て来た。
上位3人に「全英オープン」の資格がある大会で初V争い。

「全英オープンは行きたいですし、目指してやってますけど、自分でやることやって、優勝できたらいいな、と思います」。
もちろん、最上位で権利をつかめるのが理想だ。


池田さんにも励まされました

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