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太平洋クラブチャレンジトーナメント 2025
清水大成の優勝に刺激!木村太一が強行出場する理由
刺激を受けないはずがない。日大ゴルフ部時代の同期でしかも同部屋だった盟友・清水大成が先の日本プロゴルフ選手権で悲願のツアー初優勝を飾った。
もちろん心から祝福しながらも、焦りを感じたのも事実だ。
「同級生がああやって頑張っていると刺激になりますし、やっぱり少し焦りはあります。だから休んでいる場合ではないなと思っちゃいますね」。
実は木村は右手首を痛めた影響で、この2週間はクラブをまともに握れないでいた。というよりもドクターストップがかかるほどの状態で、本来であれば今週の試合も休むべきだとの診断が出ていたが、清水の優勝などもあり今週はできるところまでやりたいという思いでコースに入った。
「この2週間はアプローチとパターの練習だけやっていました。それが良かったのか、今まではなんでもないところからアプローチミスをしてしまうことがあったんですが、今週はそういうミスなく、きっちりセーブすることができています。怪我をしているほうがいいんですかね(笑)」。
スコアがいいだけに表情は明るいが、手首の状態には不安が残っている。
「手首の状態は痛みも減っているので、良くはなっています。ただ、今週休んでも治る保証はないし、このままの状態でツアー選手権まで行くのも不安だったので。それで今週は出場することにしました」。
腱鞘炎などのものではなく、背中周りの筋肉のこわばりや詰まりが原因で代償動作を繰り返して、それが結果的に手首に負担がきてしまったよう。
明日の最終日は雨予報だが、明日起きてみなければ手首の状態がわからないだけに、少し複雑な気持ちが入り混じっている。ただ、抱いている焦りを解消できるのも結果でしかないことを木村自身が一番わかっている。
優勝の2文字を目指して木村が戦える状態でスタートティに立てることを願いたい。















