記事

豪のハーバートが圧勝の完全V、ヨンハンと杉浦が2位、トップ10にJGTO選手6人(アジアンツアー)

千葉県のカレドニアン・ゴルフクラブで行われていた日本開催のアジアンツアー「インターナショナルシリーズジャパン」が11日、終了し、豪州のルーカス・ハーバートが圧勝した。スコア速報



最終日を3人タイの首位から出て7バーディ、2ボギーと最後18番では圧巻のイーグル締めで「64」をマーク。5差の通算20アンダーで、初日からトップを続ける完全Vを達成した。

23年に、茨城県のPGM石岡ゴルフクラブで行われた欧州共催「ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!」では欧州3勝目(米国1勝)を飾っており、日本開催の国際試合でまた強さを見せつけた。


ハーバートのV談話
「10代のころから何度か来ていますが、日本ツアーの競争率は高く、またホームの選手を相手に戦うことは、簡単なことではありません。日本で2度優勝できたことを、とても特別に感じます」



なお、共に首位タイからスタートした宋永漢(ソン・ヨンハン)杉浦悠太(すぎうら・ゆうた)が15アンダーで2位。
竹安俊也(たけやす・しゅんや)が13アンダーで5位タイ。
LIVゴルフで戦う香妻陣一朗(こうづま・じんいちろう)が12アンダーの7位タイ。堀川未来夢(ほりかわ・みくむ)今平周吾(いまひら・しゅうご)が10アンダーの9位タイにつけるなど、JGTO選手がトップ10に6人入った。



ヨンハン杉浦は、揃ってハーバートの5打差圧勝を許した。


2位で敗れたヨンハンと杉浦(©Asian tour)


ヨンハンは2番のイーグルで、早々に単独トップを奪うなど、前半こそ互角だったが、13番のボギーを潮目に一気に突き放された。
チャンスを逃した11番など、「大事なところでパターが入らなかった」と、この日は「69」にとどまり悔しそう。
復調傾向にあった、というショットも「プレッシャーのあるときはまだまだ」と反省し、「ルーカス選手はショットも上手いですけど、ショートゲームがめちゃくちゃ上手い。あのレベルに行くのは簡単ではないですけど良い勉強になりました」と、勝者を称えた。

また杉浦は、初日と2日目に続いて最終日もボギーなしで回り切ったが、バーディは6番と17番の2個のみ。
「昨日1日入ったので今日もうまくいけばと、思ったんですけど初日、2日目と同じでずっと外し続ける感じ。難しかったですね」と、敗因を口にした。
「ショットはいいのでどれだけ入るか、という自分との勝負と思っていました。今回は勝てなかったという感じ」と、1日を振り返り、「いいプレーも見せてもらったし、いい経験になった。これからまだまだ頑張っていかないと」と、今後を見据えていた。