記事

ASO飯塚チャレンジドゴルフトーナメント 2023

金谷拓実がベテランたちも絶賛の「価値ある62」2週連続の快挙へ首位発進

先々週の「ミズノオープン」2日目から4位、2位、3位タイと来て、先週は「BMW 日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ」で初日から首位を走り続ける完全優勝を飾った。

そのすぐ週明け最初のこの日は「62」で自己ベストを2打更新。
11バーディ(1ボギー)は、自身の最多数も2個更新だ。



金谷拓実(かなや・たくみ)が“5日連続“で首位キープ。

快進撃を続けている。


「先週勝ったから、調子が良いんだろう、で片付けてはいけない」と、力説するのは、1差の2位タイにつけたベテランの宮本勝昌(みやもと・かつまさ)。

「優勝争いをしながら体力、精神力を保つのは大変」。
しかも、先週2日目から雨による順延が続いて、またこの日も大雨だ。
「そういう中で、今日のナイスプレーは相当に価値がある」と、べた褒めし、「金谷くん、ナイスプレー」。


この日は金谷と同組だった片山晋呉(かたやま・しんご)も「10アンダーは本当に凄いよ」と、絶賛した。
「きょうも50台も出すんじゃないか、と。50台を出す人って、まだ目の前で見たことないから。見たかったな」と、2日目以降の快挙に期待する。


「・・・嬉しいです」と、金谷。

もちろん、宮本が言うとおりにたやすいことであるはずない。
でも、上がってきた金谷は雨中で必死の10アンダー、という表情ではなかった。
「バーディもたくさん獲れたし、途中ボギーもありましたけど。あまり変わることなくプレーができました。この2週間も良いプレーができていたので自信を持って、今週もやりたいです」。
さらりとしていた。


一昨年秋にプロ転向し、海外を転戦しながら戦った昨年は、「初めて回るコースが多かった」と毎週、月曜から来て下見を重ねて、練習にも手を抜かずにへとへとだった。


しかし「今年は慣れてきて、コースも分かるし、プレーしやすくなった」と、今週もコースに来たのは火曜日からだし、その日のうちに、練習ラウンドも済ませて「たくさんお昼寝もして」。
開幕前日は、プロアマ戦の予定もなかったため、あえて軽めの調整で済ませて1日ゆっくり休養に充てることができたという。

先週の優勝で、賞金1位に躍り出た。


昨年5月に、今平周吾が「アジアパシフィックダイヤモンドカップ」⇒「ゴルフパートナーPRO-AMトーナメント」で達成して以来となる2週連続Vの快挙にも早々に期待がかかるが、「最後までやることは変わらない。しっかり準備して明日臨みたいと思います」と、ひた走る。

関連記事