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川村、星野、蟬川と、岩﨑の出場が決定(欧州ツアー)

9日にシンガポールのラグーナナショナルリゾートゴルフクラブで開幕する欧州・DPワールドツアーの「シンガポールクラシック」にシード選手の川村昌弘のほか星野陸也と、蟬川泰果に加えて、岩﨑亜久竜の出場が決定した。 Leaderboard - Singapore Classic 2023


開幕直前に欠場者が出たため、昨季の日本ツアー賞金3位の資格で待機リストの1番手にいた岩﨑に資格が降りてきたもので、先週の「ラアス・アルハイマ選手権」に続いて2週連続の滑り込み出場となる。


岩﨑は、先週のUAEから6日月曜日に帰国したばかりだったが、8日にまたすぐ出発。
9日初日の9時10分にぶっつけ本番でスタートする予定で、まさに綱渡りの様相だ。


昨季日本ツアー賞金2位の資格で出る星野は先週大会で6位に入り、前週トップ10の資格で出場権を確保できたが、それでなければ当初は岩崎同様に、いったん帰国するつもりだった。


今週も頑張ります! 星野


「今年権利をいただいたが、シード選手ではなく、QT選手の枠なので。資格が降りてこないと出られませんし、どの試合に出られるかも事前に分からない。先週もギリギリ出られるか出られないかという状況でした」と、予測不能な立場なだけに、今後も難しい選択を迫られることになるが、「出られた時にしっかり成績を残して優勝することが目標。世界に出て、大きい舞台で活躍するためにはたくさん経験が必要で、レベルの高い選手がたくさんいる中で揉まれて、そういう選手たちよりもさらに上にいけるように頑張っていきたい」と、志は高い。


昨年の全英オープンでもまだ出場権がないのに現地に飛び、スタート直前に滑り込んだ。
「今までもPGAやメジャーに何回も出させてもらいましたが今年はそこでしっかりと活躍することが目標ですし、日本でも優勝したい」と、昨年以上に多忙なシーズンを予感する。


また、今度は欧州ツアーでデビュー戦を迎える蟬川


今度はヨーロッパでデビュー戦です! 蟬川


先月の米初戦「ソニーオープン・イン・ハワイ」から3連戦は67位→予選敗退→67位と思うような結果ではなかった。

「自分が子どもころから憧れていた舞台でプレーすることができて、夢みたいな時間でしたがもう少し上位で戦いたかったなという気持ちはあるので、悔しい経験となりました」と、歯がみする。


「いろいろな地を転戦すること自体初めてなので、結果を出したい気持ちはすごくあるが、自分が今持っている最大限のことをできるようにしたい」と、一つ一つ積み重ねていくしかない。

「日本人選手は海外では通用しないなどと言われているが、ヨーロピアンツアーでも PGAツアーでも、誰かが優勝して、日本人選手でも勝てるということを見せていくべき」と、展望した。
我こそが、の思いは勿論だ。