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つるやオープンゴルフトーナメント 2003

台湾の林根基はただいまスィング改造中

いま、持ち球改造中だ。 ノックダウンショットからの低いドローボールだけでは、「この先、ツアーでやって いけないのではな いか」との不安を覚えたからだ。
「飛距離を出すためにも、もっと高い弾道の球が打ちたい」 このオフは、師匠の陳志忠に教えを請いながら、その課題克服に励んできた。 甲斐あって、最近ようやく満足いくショットが出るようになってきた。 あとは実戦で、できるかどうかというところだった。

「まずまず。練習ではやれるんだけど、やっぱり、実際にコースに出るとたくさん曲 がっちゃって・・・」 だからこの日初日は、“ニュースィング”を試すホールを限定した。 比較的ゆったりと打てて、ミスをしてもそれほどスコアに響かないパー5で、思い 切ってショットして いった。
「パー5なら、曲げても取り返せるでしょう? 作戦どおり、今日はそんなに大ミス しなくて済んだよ 」といって、イタズラっぽく笑った林。
「こう見えても、けっこう僕だって、いろいろ頭使っているんだよ」おもむろに帽子 をずらした髪には 、白いものがチラホラ。「それがその証拠(大笑い)。最近、めっきり増えちゃって ね」
いまやすっかり日本ツアーのシード常連も、現状に飽きたらず、試行錯誤で模索を続 けている。

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