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伯耆(ほうき)町立溝口小学校でスナッグゴルフ実技講習会を実施 (10月15日)
西の方角から見た山容が富士山に似ていることから、伯耆富士と表現される大山の麓 にある、伯耆町立溝口小学校で、上学年の4年生から6年生までの64名が、秋晴れの校 庭で初めてのスナッグゴルフを体験した。

溝口小学校がスナッグゴルフを導入したのは今年の7月27日。 大山ゴルフクラブで開催された、 JGTOチャレンジトーナメント「大山GC・JGTOチャレンジIII」での地域貢献活動の一環とし て、大会最終日の表彰式の際に贈呈を受けた。 伯耆町では既に、八郷小学校、岸本小学校 が導入を行っているので、溝口小学校は市内3校目となる。

実技講習の講師を務めたのは、地元の境港市に住む野津一美プロ。 パット、チップショット、ピッチショット、フルショットの基本練習のあと、実戦形 式でのプロとの対決も行われ、じゃんけんで選ばれた充朋(あつとも)くんが挑戦し た。 40ヤードのパー3で、野津プロはバーディ逃しのパー。対する充朋くんは、アプロー チを2メートルに寄せながらも、5パットの7として完敗してしまった。 しかし、決着がついたあとの握手は、晴れ晴れと笑顔でお互いの健闘を称え合った。

講習の締めくくりに野津プロから、「ゴルフは自分自身が審判員というスポーツ。私 の試合での経験で、ルールの処置を間違え、その日の夜に間違いに気づき、翌朝に申 告した結果、ペナルティがついて予選落ちとなったが、あの時に正直に言うことがで きて良かった。みんなも間違いがあったら、迷うこともあるかもしれないけど、正直 に言えるようにしましょうね。」との話がされ、ボールを放つ表情とは一転して、真 剣な眼差しでプロの実体験に聞き入った。

参加した児童たちは、「グラウンドゴルフしかしたことがなかったけど、スナッグゴ ルフができてよかった。」、「おもいっきり飛ばす時に、ありえないほどボールが飛 んだのでびっくりした。」という感想を発表し、プロと対戦した充朋くんは、「プロ は相手として強かったです。またスナッグゴルフをやる機会があったらプロに勝ちた いです。」とリベンジを誓った。

伯耆町では、溝口小学校への導入により、3校の小学校がスナッグゴルフをスタート したことから、冬を迎える前の11月11日(日)に、第1回伯耆町スナッグゴルフ大会を、大山ゴルフクラブ の協力の下、ドライビングレンジを活用して開催の予定で、導入1年目にして初 めての大会も開かれる予定で、また新たなキッズゴルフの拠点が誕生する。













