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フジサンケイクラシック 2021

遼さんに感謝。アマの杉浦悠太さんが3アンダー、暫定6位

仲良し同級生タッグ。今日の晩メシ何にする©JGTOimages
プロも手こずる難コースで、日大2年のアマチュアが「68」の3アンダーで初日を回り終えた。

杉浦悠太さんは、石川遼が主宰するジュニア大会の優勝で、本大会の出場権を獲得。
「遼さんのおかげでプロのトーナメントにたくさん出られている」と、感謝の思いがあふれる好発進した。

今大会初出場で、7500yd超の富士桜カントリー倶楽部は昨年1度回った程度。
それでも、この日奪った5つのバーディは「全部手前から」と、すでに攻略ルートは完璧に頭にある。

国際試合で活躍するアマチュアのナショナルチームで教え込まれるのは「試合の前の準備」。
プロの試合でも、練習ラウンドで赤青2色のペンを駆使して「行っちゃいけないところは赤。〇や×をつけたり、グリーン周りを徹底に」と、隙間なく攻略メモを作り込む。
「凄く役立っています」と、さっそくスコアに直結させた。

今年5月の「アジアパシフィック ダイヤモンドカップ」では、初日に首位発進。
「初めての優勝争いは、やっぱり雰囲気がいつもと全然違って、そういう雰囲気とかにやられたりした」と、悔やむ。

「今回、もう一回優勝争いできるチャンスがある。今度こそはという感じです」と、雪辱を期す。

2週前の「長嶋茂雄INVITATIONALセガサミーカップ」では「「68」で回った初日に11位タイ。
3日目と最終日は、恩人と慕う石川と回るという絶好の機会も得た。
「遼さんはグリーン周りがびっくりするくらい上手で。大分難しいピンチの時でもパーを拾ったり、見て、すぐ出来ることじゃない。まだ、全然なんですけど、バンカーとかも凄く勉強になりました」。
大雨と霧の難条件でも進歩を見せる1日にできた。

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