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JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP CHALLENGE 2021

開催コースとして全力で選手達のサポートをしたい

舞台となるきたかみカントリークラブは東北エリア屈指の高いクオリティを誇るコース。代表取締役の金谷嶺孝氏は自身もプロゴルファーであり、丸山茂樹や深堀圭一郎、久保谷健一らと同じ時代にツアーで戦っていた経験を持つ。今年で19回目を迎える岩手県オープンを立ち上げた人物で、20年以上も前からゴルフの発展のために試行錯誤し、行動に移してきた。そんな自身の経験やビジョンもあり、今回の大会開催の打診を快く引き受けてくれた。
「私自身は怪我やイップスもあって、30歳手前でツアーを諦めて事業を立ち上げました。その一つが岩手県オープンです。今回、池田(勇太)プロがやっているようなトーナメントのプロデュースを事業としてやってきたわけですが、私もプレーヤーだったので選手の気持ちというのはよく理解しています。選手がこうして欲しいというものって必ずあるんですけど、どうしてもそれが(大会を)作る側に伝わらないことがあり、絶対に溝ができてしまいます。それなら自分で大会を作ってしまおうというのが岩手県オープンを立ち上げたきっかけでもあります」。
 金谷氏は岩手県出身でゴルフをより身近なものに感じてもらえるよう、地元で様々な取り組みを実践している。練習場を経営して低料金でジュニアに開放したり、岩手県オープンではトッププロとアマが一緒にラウンドできるシステムを採用するなど、「あれば良いのに」を形にしてきた。だからこそ、今回の選手会主催という試みに関しても、できる限りサポートしたいと賛同していただいている。無観客というのは残念でならないが、その分選手達には最高のプレーでその思いに答えてもらいたい。

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