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ダンロップ・スリクソン福島オープン 2021

燃える選手会長。2Rボギーなしの通算15アンダー

稲森(左)と池田のプレーを見つめる時松(右)。緊張と緩和の2日間でした
今週の選手会長は、ひと味違うぞ…!
時松隆光(ときまつ・りゅうこう)が、初日からボギーなしのゴルフを続けている。

雷雲の影響で2日かかった第1ラウンドは、前日から残した6番からの4ホールはオールパーでも、前日に記録していた6連続バーディも含めて「63」。

早朝4時起きで、朝食も口にできないままコースに来た。
首位タイで、回り終えるとわずか40分ほどの休憩で、食事をかきこみ第2ラウンドに突入した。

タフな1日でもまたひとつもボギーを叩かず、6バーディの「66」をマーク。
通算15アンダーまで伸ばして、暫定の単独トップに立った。

動画配信サイトで生解説をつとめた先週の「全米オープン」では、超難度コースで格闘する海外選手や松山、星野の粘り強さを目の当たりにした。
「自分も本当にやらないと。燃えているところがある」と、大きな火が付いている。

またこの2日間は、選手会事務局長の池田勇太との同組プレー。
時には飛距離で4,50ヤードは負けるが、「迷惑がかからないように。池田さんと回ると緊張します」。

引き締まる分、同伴の稲森佑貴はジュニア期からの仲間で、ときどき冗談を交わしながら、程よく緩和。
「池田さんと稲森選手と回らせていただいて、組の流れがすごく良かったので。その流れにうまく乗れたのはあると思う」と、3人揃って伸ばしあい、絶好の位置で週末へ。

2016年に大会最多アンダーの「25」でツアー初優勝を飾ったゲンのいい試合。当時はまだ、レギュラーツアーの資格すら持たず、”チャレンジ枠”からツアーVを達成した最初の選手になった。

「僕に大きなチャンスを下さった。福島のみなさまには感謝しかない」。

選手会長に就任1年目の昨年、復興支援の福祉車両を届けた際にはとても喜んでくださった。
重責を背負ってからは、「少しでも、東北の方々の力になりたい」と、思いをなお強くして大会2勝目に臨んでいる。

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