記事

HEIWA・PGM Challenge II 〜 Road to CHAMPIONSHIP 2019

岩本高志がプレーオフ5ホール目で優勝を逃す

最終日は首位と6打差の14位タイからスタートした岩本高志。この日は初日、2日目のような強風が吹かず、スコアの伸ばし合いになるかと思われた。そうなれば追いつくのは難しいストローク差だったが、岩本は諦めずコツコツとスコアを積み重ねた。後半は4連続バーディなどもあり、先に12アンダーでホールアウト。後続を待つことになった。諦めない岩本の思いが通じたのか、後続は伸び悩んだ。
岩本は1975年生まれ。ツアーではベテランと呼ばれる年齢になったが、いまだ優勝経験はない。初シード獲得は41歳の時で曲がらないショット力が持ち味だ。ただ、椎間板ヘルニアなどを患い、体は満身創痍でツアーに挑んでいる。今週も腰が痛いと口にしていた。そんな岩本がやっと手にした優勝のチャンス。なんとしてでも勝ちたかったに違いない。

プレーオフの1ホール目で、岩本はセカンドショットを左へミス。3打目もミスをしてしまい、4打目はなんとか乗せただけとなる。I・H・ホがバーディチャンスにつけていたこともあり、岩本は早々に脱落かと思われたが、4mほどあったパーパットはなんとか意地でねじ込んだ。ホがバーディパットを外したことで、岩本もプレーオフ2ホール目に進めることになった。諦めないことの重要さを体現したように感じた。流れは岩本かと。

岩本は振り返る。「プレーオフ4ホール目でチャンスだったんですけど、そこで(3打目を)突っ込もうと思ったんですけど、突っ込めなくて。勝てないのはそういうところかなと思いますね」。
クラブハウスでは本当に悔しそうに話す岩本の姿が印象的だった。

関連記事