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共弘から智弘再び。近藤が復調の兆し

今月41歳の誕生日を終えたばかりのベテランも、若手に混じって懸命だ。
先週の3日目は近藤も負けじと66を出したが「陣と回っていたので全然、良いスコアという感じがしなかったですけど」。同組の若きホストプロ、香妻陣一朗が史上最多アンダーパー記録に並ぶ1日12アンダーの快進撃。
同日は香妻が上がる直前に、62で上がってきた石川遼も「僕のスコアもかすんでしまう」と苦笑した心境にも似て、近藤もまた、ちょっぴり切ない思いで過ごした土曜日も、翌日にはまた63と伸ばして名物のバーディ戦にも遅れずに済んだ。
昨年は持病の腰痛に苦しみ、ついに16年守ってきた賞金シードを失った。生涯獲得賞金25位内の資格を駆使して出場権をつないだ今季、登録名を「共弘」から本名の「智弘」に戻して心機一転。
湯浅文乃トレーナーと組んで再起を誓った今年は「体の状態もずっといい」とおかげでまだつらい症状も出ておらず、復活に向けて順調に来ている。
その湯浅さんとやはり契約を結ぶ谷口徹が、3度目のタイトルを奪ったのは5月の日本プロ。
さらにその次のメジャー「日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills」では、2日目の近藤の首位獲りに「次は僕の予定だったんですけど。トレーナーともそんなハナシをした」と盛り上がったのもつかの間「だけどさらっと弘大(こうだい)にやられた」。
同大会でツアー初制覇を達成した市原弘大もまた、湯浅トレーナーが10年来担当する選手であり「結果的にはすごく良かったんですけど・・・」。
同じトレーナー仲間としては、嬉しいような悔しいような?!
「谷口さんも弘大もメジャーで勝ったしすごいな、と。僕もそういう“気”というか、パワーをもらいたいなと思いますね」と、近藤も2人の快挙を力に変えたい。
JGTO会長の青木はデビュー時から何かと声をかけてくれて先週の最終日も「“思うようにやって良い結果になればいいんじゃないか”と。自信を持ってやってこいと応援してもらった」。
シーズン中盤以降も世界のアオキの期待に応える。
次のトーナメント「長嶋茂雄 INVITATIONALセガサミーカップ 」














