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大山どりカップ 2019

単独首位に立ったルーキー高野碧輝

「今日はショットとパットが噛み合っていいラウンドでした」大学ゴルフ界の名門・東北福祉大学を卒業しルーキーとしてAbemaTVツアーに参戦している22歳の高野碧輝(たかの あおき)がこの日7バーディー、1ボギーの65ストロークをマークし、トータル9アンダーで単独首位に立った。

この日のプレーについて「ボギーも3パットの1回だけです。ショットもパットも良かったですし、大きいミスがなかったことが良かったです」と振り返った。安定したショットのおかげで、起伏のあるグリーンパーク大山ゴルフ倶楽部のグリーンを難しく感じなかったようだ。また好調のショットもあり、前半もグリーンを1回しか外すことなく順調にスコアを伸ばし、気が付けば単独首位に登り詰めていた。

ほかの選手がティーショットに苦しむ中、「コースは本当に狭いです。自分の攻め方として、ティーショットをいいところに置いて、フェアウェイからピンを攻めていけています」とコース攻略もズバリとハマっている様子。

ルーキーとして参戦している本年度のAbemaTVツアーも8戦目を数える。「プロとして雰囲気に慣れるまで大変でした。まだわからないことがいっぱいあるので、早くレギュラーツアーで戦える選手になりたいですね」と将来を見据えている。

初の優勝争いについて「こんなに早く優勝争いのチャンスが来るとは思っていませんでした。アマチュア時代にもビッグタイトルはないですけど、勝つということはあまりなかったので、明日は勝ちたいですね!」と、ルーキーらしく先輩プロの胸を借りるつもりで挑む。

“碧輝”という名前の由来について尋ねてみたところ「両親に聞いたことがないですけど、よく名字の“青木”と間違えられますね(笑)」と笑顔を見せる高野。
目標とするプロゴルファーは現選手会長の“石川遼”とのこと。昨年アマチュア時に出場した「千葉オープン」でベストアマチュアを獲得した際、表彰式後に石川が進んで主催者への挨拶回りに連れて行ってくれたという。「あの時に石川遼さんがすごく親切にしてくれたので、プロゴルファーとして目標にしています。まだ一緒にプレーしたことがないので、将来的には石川プロと戦えるようにレギュラーツアーへ行きたいですし、石川プロのようにレギュラーツアーで勝利を挙げたいです」と話した。ルーキー高野碧輝が明日プロ初優勝に挑む!

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