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ゴルフ日本シリーズJTカップ 2019

寒い2日目も、黄重坤(ハンジュンゴン)の心遣いで温ったか

留守にする前に、リベンジを果たして帰る。韓国の黄重坤(ハンジュンゴン)が2日目を終えて3位につけた。
5メートルを沈めた16番から連続バーディで、迎えた最後の18番。恐怖のパー3で左ラフからのアプローチは寄せきれなかった。残した4メートルのパーパットは、急な下りのフックラインをしのいだ。
2打差の通算4アンダーのままで上がれた。

昨年は小平と石川と、大会史上最多の3人によるプレーオフに敗れて2位タイに終わった。
リベンジの大チャンス。逃したくない。

今シーズンをいったん区切りにこの先2年を母国韓国で、兵役の任務に就く。今大会を終えて帰国したころに、軍から正式にその通知は届くだろう。

11年の初Vから4勝を重ねた日本ツアー。
トレードマークのまん丸メガネとプルプルの餅肌で、ファンを増やした。
「ジュンゴンがいなくなるのは寂しい」と、言ってくださる方もたくさんできた。

「僕自身もいますごくいい状態でゴルフができているという気持ちもありますが、軍隊に行くと決めた以上は気持ちよく行きたい。戻ってきてまたみなさんに、いいプレーでお答えできれば」。

今年10月のマイナビABCチャンピオンシップの優勝で、2年シードは確保してあるが、このシーズン最終戦で、初の日本タイトルなら3年。
任務を終えた後の席をより多く、確保しておくためにも「もちろん、ここで勝ちたい気持ちはありますが、意識するといつもよくない。自分のプレーに集中したい」。

2度のV経験のある先週のカシオワールドオープンに続いて今週のシーズン最終戦でも、ジュンゴンの置き土産。
「感謝の気持ちを込めました」と、韓国のソウルフード「辛(しん)ラーメン」10箱(約300食分)を、先輩の朴相賢(パクサンヒョン)と一緒に差し入れ。

唐辛子が効いたスープは気温がぐっと下がったこの日の間食には、うってつけ。
「今日は寒いのでちょうどいい。みなさん、たくさん食べてくださいね」。
27歳は、心遣いも温ったか。

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