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Novil Cup 2017

チャレンジからツアーへ 上井邦裕、K・T・ゴン

K・T・ゴン
上井邦裕は、前日風邪気味の体調を気にして午後5時には就寝し、12時間寝てラウンドに備えた。その甲斐あって、この日は7バーディ、1ボギーの6アンダー66をマークして、通算6アンダーとして首位をとらえた。

好スコアは何よりの薬よりも効くのか、風邪も良くなり、体調が戻ってきた。上井は2008年から7年間守ってきたシード権を2015年に失い、2016年はチャレンジトーナメントが主戦場になり、ツアーには限られた試合にしか出場できなかった。もちろん悔しさはある。
何としても再びレギュラーツアーに戻り、優勝したい。ここはそのステップに過ぎない。
最終日は「自分のできることをやるしかない。頑張ります」

同じようにツアーに戻ることを切望するのがK・T・ゴンだ。前日3アンダー69で回り、「貯金があったので」この日10番ホールからスタートし、いきなりボギーを叩いたが、あわてなかった。「長いパットが入ってくれて、いい流れに」なった。5バーディ、2ボギーの3アンダーで回り、通算6アンダーとして首位に並んだ。

もう一度「チャレンジから上がってレギュラーツアーで」活躍をしたい。しかし、「思った通りにできないのがゴルフ」であり、そこは焦らず「一試合一試合を大事にしていきたい。
今のゴルフが最終日に、練習ラウンドのようにできればいいが、そうできない」のもゴルフである。どんな結果が待っていようとも「次につながる」ことができればいい。

ツアー復帰を目指す2人が最終日は最終組で回る。ゴルフの神様はどんなドラマを用意しているのか。勝者は一人だ。

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