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太平洋クラブチャレンジトーナメント 2017

プレーオフを制したA・サンドゥがチャレンジトーナメント優勝で日本での初勝利を挙げる!

2017チャレンジトーナメント第11戦『太平洋クラブチャレンジトーナメント』は朝から降り続ける雨が選手たちのリズムを崩していった。

優勝争いは先に6アンダーでホールアウトした中里光之介が後続の上がりを待つ展開に。
中里がホールアウトした時点では2打のリードで首位を走っていたインドのA・サンドゥ。
最終組でプレーするサンドゥは「優勝のプレッシャーではなくて、自分のミスで連続ボギーにしてしまった」と14番、15番ホールで連続ボギーを叩いてしまい、中里に並んだ。

17番ホールでバーディを奪い返し、1打差リードで最終18番ホールを迎える。
ティーショットは左のラフへ。続く2打目はグリーンに僅かに届かなかった。アプローチはピン奥2mまで転がってしまう。

決めれば優勝となるパーパットは、カップの右を通過してしまった。
6アンダーでホールアウトした2人のプレーオフが始まる。

プレーオフ1ホール目。

サンドゥのティーショットはフェアウェイを捉えた。続く中里のティーショットは左の林の中へ吸い込まれていく。
先にセカンドショットでグリーンを捉えたサンドゥに対し、中里のセカンドショットは、木の下を抜けたライナー性のボールがグリーン左マウンドまで転がってきた。

左足下がりの難しいライからのアプローチ。
「入れ!入れ!」とギャラリーの歓声が後押しするもカップ横を抜け2m奥に止まった。

2人の熾烈な争いはグリーン上の勝負へと移される。
サンドゥがバーディパットを打つも決めきれない。先にパーパットを沈め、中里の結果を待つ。

「もう憶えていない。何がなんだかわからない。でも切れると思ったフックラインが切れなった。カップを外さなければ良かった・・・」中里がパーパットを外した瞬間、勝負は喫した。

アジアンツアーを主戦場として戦ってきたA・サンドゥ(サンドゥ・アジーテシュ)は、先週の『Yeangder Tournament Players Championship』でアジアンツアー初優勝を挙げたばかりだった。2週連続の優勝、そして今度は日本で、チャレンジトーナメント初優勝を挙げた。

これからが大いに期待されるインドの若者が来シーズンもアジアンツアーとジャパンゴルフツアーでの活躍を誓った。

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