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2年目の春

今年もこの顔ぶれで男子ツアーを引っ張ります!(左から薗田、横田、優作、近藤)
男子ゴルフのレギュラーツアーとチャレンジトーナメントを主管する一般社団法人 日本ゴルフツアー機構(JGTO)も、ジャパンゴルフツアー選手会(JGTPC)も、昨年の新体制から2年目の春を迎えた1月5日、今年第1回目の「JGTPC 理事会」を開催した。

20代〜40代の各世代ごとの選挙により選出された理事が都内で一同に介した。2期目の任期を迎える選手会長を囲んで新年度の理事職が決定された(※以下参照)。

選手会長を支える布陣は、昨年と変わらない。40代理事の横田真一を筆頭に、30代の近藤共弘と20代の薗田峻輔が、選手副会長として、引き続き優作を支える。

そのほか選手たちが、日頃の感謝をこめて主催者のみなさんをもてなす「サンクフル主催者ゴルフ懇親会」を運営する“サンクフル担当”には、20代の小平智が“部長”に昇格。

30代代表の小田孔明が、2年連続の部長に就任した「スナッグゴルフ」の担当には武藤俊憲のほか、今年は3年ぶり7度目の理事に復帰した石川遼が、名前を連ねた。

米ツアー参戦で、日本をほとんど留守にするため、昨季までの2期は理事職から離れていたが「石川選手の存在は、やはり大きい」と優作。
「理事会などに毎回、参加することは難しくてもアメリカで吸収してきたことを、ぜひ僕らにも伝えて欲しい、と。ぜひ日本ツアーの役に立ちたいとの本人の強い希望もあって、復帰してもらった。石川選手にはスケジュールの許す範囲で、イベント等にも参加して盛り上げてもらえれば」(優作)。

昨年、JGTOの新会長に就任した青木功も2年目の春。「人を育む」と掲げた初年度から今年は一歩踏み込み、「“共に歩む”」との新スローガンをこの日、選手会理事会メンバーにも伝えて奮起を促した。

青木を支えるJGTOの新・副会長には1月1日付けで、橋爪健康が就任。この日の議題にも、よりいっそうのファンサービスと、社会貢献活動の充実が挙がった中でも、ソニーミュージックや吉本興業などの役員を歴任したエンターテインメント業界の“プロ”の手腕にも、期待が集まる。

選手会長の頭の中にも、ファン向けのイベント案が、すでにいくつか浮かんでいるようで「今年は青木さんが、“共に歩む”とのスローガンを掲げたように、選手とJGTOがますます一丸となって2017年も盛り上げていきたい」。
2年目の春に、決意を新たにこの日はその足で、ハワイに向けて出発した優作。
昨年末は、30日までぎりぎりの調整も、年が明けてからはまだ一度もクラブが握れていないと言い、米ツアーの「ソニーオープン」が“初打ち”となる。

とうとう未勝利に終わった就任1年目の昨シーズンを返上すべく、「出来るだけ早く1勝したい」と両立を目指し、2年ぶりのツアー通算4勝目を胸に秘めて今季2期目の選手会長が、まずは今年最初の旅に飛び立った。

<会長>
宮里優作(36)(JGTO理事メンバー)

<副会長>
横田 真一(44)(JGTO理事メンバー)
近藤 共弘(39)
薗田 峻輔(27)(JGTO理事メンバー候補、サンクフル担当兼任)

<サンクフル担当>
小平 智(27)(部長)
片岡大育(28)
永野竜太郎(28)

<スナッグゴルフ担当>
小田 孔明(38)(部長)
武藤俊憲(38)
石川遼(25)

<40代理事>
深堀 圭一郎(48)

<30代理事>
谷原 秀人(38)
池田勇太(31)

<外国人担当>
I・J・ジャン(43)
金亨成(36)※

<監事>
宮本 勝昌 (44)

注1)※は選手会理事メンバー初選出
注2)( )は年齢

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