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海外に住むツアー選手の出場が実現 / 次週、三井住友VISA太平洋マスターズ

今年はプロとして、連覇がかかります©JGTOimages
次週、11月12日ー15日の「三井住友VISA太平洋マスターズ(静岡県・太平洋クラブ御殿場コース)」で、ようやく海外に住むジャパンゴルフツアー選手の参加が実現する。

11月2日(月)にエントリーの締め切り日を迎えて、昨季賞金ランク4位のチャン・キム(米)や、同12位の金庚泰(キムキョンテ、韓国)らが、出場の意思を示した。

男子ゴルフはシード選手65人のうち、ほぼ半数の31人が海外に住む選手で、再開初戦を迎えた9月の「フジサンケイクラシック」と、同2戦目の10月「日本オープン」は入国規制のため、その全員が出場を断念していた。

早急の全参加を目指してJGTO会長の青木功と、ジャパンゴルフツアー選手会事務局長の池田勇太が先頭にたち、西村康稔経済再生担当相と鈴木大地スポーツ庁長官を訪問するなど、入国規制の緩和を訴えてきた。

9月末に政府から緩和措置の一報を受けてから、書類の作成など、事務処理に追われてきた。

今回は、海外に住むシード選手のうち14人が参加。
同ランク2位のショーン・ノリス(南ア)や、同10位の崔虎星(チェホソン)ら同15人は今回も出場を見合わせたが、そのほかの有資格者を合わせて、計23人の海外勢のエントリーが実現。

全員が揃うまでにはもう少し、時間がかかりそうだが男子ゴルフも、徐々に本来の形を取り戻していけそうだ。

なお、昨季の賞金ランク5位の黄重坤(ハンジュンゴン)と、同35位の李尚熹(イサンヒ)の2人は、兵役任務のため今シーズンの一時離脱を表明している。

昨年大会は、金谷拓実が史上4人目のアマVを達成。今年は、プロとして連覇の偉業を目指す。
先月の「ZOZOチャンピオンシップ」から戻った石川遼らも出場。
賞金王の今平周吾は、同週開催のマスターズに出場するため、欠場する。

また本大会では観戦防止対策を徹底し、無観客で開催される。
開幕前日恒例のプロアマトーナメントは中止されるが、大会オフィシャルサイトでチャリティーオークションを実施。プロゴルファーも愛用品を多数、出品して協力する。
地元御殿場市の新型コロナウイルス感染症対策、ならびに全国の医療従事者に寄付される。
詳細は大会オフィシャルホームページ・SNSなどを通じて随時発信してまいりますのでご覧ください。
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