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茨城県の阿見町立吉原小学校でスナッグゴルフ実技講習会を実施(7月8日)

朝からの不安定な空模様だったが、「校庭のほうが楽しいでしょ!」と決断したのは、この日の講師を務めた平澤和子プロ。
実技講習の開始時間が近づくにつれ、雨足が弱まる気配はなかったが、それでもできるだけ屋外での爽快感を味わってもらおうと、玄関の軒先を使って講習会をスタート。
用具の説明のあとの平澤プロによるフルショットの実演には、高く遠くに飛んでいくボールのゆくえに、参加した児童たちは釘付けになって歓声をあげ、僅かながらダイナミックな迫力が伝わって講習がスタートした。

しかし天候の回復が見込めず、直後に用具を分担して体育館に運び込み再開し、基礎練習の指導が始まり、パット、チップショット、ピッチショット、フルショットを体験して学んで、締めくくりの平澤プロとの対戦では、じゃんけんを勝ち抜いた児童との試合が3回行われたが、いずれもオマケの2打を活用して代表児童がプロを負かして勝ち、賞品のJGTOオリジナルキャップをゲットして喜んだ。

この日の実技講習会に参加したのは、クラブ活動でスポーツクラブを選択した4年生から6年生の7人の男の子たち。
実技講習会の終わりには、「ゴルフは大人の遊びだと思っていたけど、今度からは楽しみになった。」、「ゴルフには興味がなくやらなかったけど、教えてもらって楽しかったのでまた学校でやりたい。」との感想が発表された。

実は実技講習会は今日が初めてではなく、4月から就任した池田直哉校長は、3月までスナッグゴルフの普及定着率で全国トップレベルを誇る、茨城県笠間市の小学校から転任してきたばかりで、早速、スナッグ用具があることを知るやいなや、手作りのスコアカードを作成して、グラウンドで子どもたちとスコアを記録しての競技会を行ったそうで、前任校でも校庭にネットを張って練習エリアを確保して熱血指導を行ってきた実績の持ち主で、これからの活用が楽しみな小学校だ。

阿見町立吉原小学校でのスナッグゴルフの導入は、毎年11月に開催のHEIWA・PGM CHAMPIONSHIPにおける社会貢献活動の一環として寄贈されたもので、阿見町の他にも美浦村潮来市でも導入されている。また、8月1日(土曜日)には、地元の美浦ゴルフ倶楽部で開催される、第2回霞ヶ浦スナッグゴルフ大会も計画されており、導入小学校では練習が行われており、笠間市に追いつけ追い越せの普及に期待がかかる地域だ。

HEIWA・PGM CHAMPIONSHIPを主催する株式会社平和PGMホールディングス株式会社、共催する一般社団法人日本ゴルフツアー機構、そして公益財団法人ジュニアゴルファー育成財団では、大会を通じた地域社会との連携により、地元の子どもたちがゴルフに触れる機会を提供するべく、昨年の美浦村に続いて阿見町や潮来市での実施講習会を展開しており、プロゴルフトーナメントを通じた開催地域での新しいスポーツへの取り組みを応援している。

  • 平澤プロを負かした4年生のそら君とけんた君
  • 池田直哉校長の手作りスコアカードを手にする児童たち