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茨城県の阿見町立舟島小学校でスナッグゴルフ実技講習会を実施(11月25日)

秋から冬へと移りゆく肌寒い天候の中、茨城県の阿見町立舟島小学校で、6年生62人を対象としたスナッグゴルフ実技講習会が行われ、平澤和子プロの指導により用具の使い方や基本的な動作などについて、スキンシップを交えて児童たちに伝えられた。

低気圧の接近により昼過ぎから降りだす予報だった雨は、実技講習会の開始に合わせてポツポツと雨粒を落とし始めたが、先生方から「せっかく準備をして頂いたから」と、用具の説明とフルショットの披露までは校庭で行い、直後に62人の児童が一斉に用具を体育館に運び込み、基本指導体験からは体育館に場所を移して行われた。

左手の親指の爪に貼った黄色いシールと、右手の親指の爪に貼った赤いシールを、グリップのぞれぞれの色の点に合わせて握るグリップの仕方や、時計の文字盤に例えての振り幅の説明など、子どもたちにも判りやすい内容の指導が行われた。

フルショットの体験では、思うようにボールが飛んで行かない難しさに首をかしげながらも、個性豊かなスイングでランチャーを振りぬいてゴルフの醍醐味を楽しんだ。

練習の成果を試す平澤プロとの対戦では、じゃんけんを勝ち抜いた、しゅうごくんとさきちゃんが2打のオマケをもらって挑み、しかし体育館での果てしなくコロコロと転がるパットに苦戦して、オマケを差し引いてもプロと引き分けにするのがやっとだったが、実戦ゲームの楽しさも学んで、ご褒美のJGTOジュニアキャップのプレゼントにご満悦の様子だった。

実技講習会の締めくくりには平澤プロから、「私が小さい頃にお友達と竹馬で遊んでいて、その竹馬を壊してしまったのですが、その時、先生に正直に言うことが出来ず、今もそれが心の中に残ってしまっています。あの時の天候、空気、情景が今でも記憶に残ってしまっています。ゴルフには審判員がいません、審判員は自分自身ですので、皆さんは正直に言えるようにね。」との幼少期の実体験が話されると真剣な表情で聞き入っていた。

この日の実技講習会に参加した児童たちに感想を聞くと、「僕はゴルフの経験がなくて、今日はじめてやったとき、打つ時の緊張や打った時の気持ち良さがよくわかり、これからもゴルフをやってみたいと思いました。」、「ゴルフをやったことがなくて、ゴルフって面白そうじゃないと思っていたけど、今日やってみて楽しいと思ったので、今度からやってみたいです。」、「今日初めてやってみて、見た目は簡単そうだったけど、意外にフォームとかが難しくて勉強になりました。」などの感想が発表された。

阿見町立舟島小学校でのスナッグゴルフの導入は、毎年11月に開催のHEIWA・PGM CHAMPIONSHIPにおける社会貢献活動の一環として寄贈されたもので、阿見町の他にも美浦村と潮来市でも導入されている。今年の8月1日には、地元の美浦ゴルフ倶楽部で第2回霞ヶ浦スナッグゴルフ大会も開催されている。

HEIWA・PGM CHAMPIONSHIPを主催する株式会社平和、PGMホールディングス株式会社、共催する一般社団法人日本ゴルフツアー機構、そして公益財団法人ジュニアゴルファー育成財団では、大会を通じた地域社会との連携により、地元の子どもたちがゴルフに触れる機会を提供するべく、霞ヶ浦周辺地域での実施講習会を展開しており、プロゴルフトーナメントを通じた開催地域での新しいスポーツへの取り組みを応援している。