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関西オープンゴルフ選手権競技 2015

ルーキー! 竹安俊也が「やったるでぇ」

これがツアー2戦目のルーキーだ。デビュー戦となった開幕戦の東建ホームメイトカップはさすがに「めちゃ緊張した」と、振り返るが兵庫県出身の22歳は、地元関西ですっかり調子を取り戻して「やったるでぇ」と、応援に駆けつけた友人の前で、ツアーで自身初のイーグルも披露した。

3番は563ヤードのパー5。225ヤードの2打目を3番アイアンで、8メートルに乗せた。
12番のパー3では、「あわやホールインワン!」。9番アイアンのティショットはピンそば10センチでお客さんを沸かすと、難しい14番では190ヤードの2打目を6番アイアンで、ピン奥4メートル。
「3番のイーグルもそうだけど、このバーディも気持ちよかった」と、68で回って9位タイに浮上した。

ジュニア時代は全国高等学校ゴルフ選手権と、国民体育大会と関西ジュニアを制覇。 本人は、高校卒業と同時にプロ転向する気満々だったが「まだ早いとゴルフ部の監督に止められた」と、名門・東北福祉大に進んだ。

3つ上には藤本佳則、ひとつ上には松山英樹と、「凄く良い環境の中で、練習できた」と、まだ4年在学中に挑戦したツアーのQTは当時、不調で「諦めていたけれど。ファーストから挑戦したら、だんだん調子が良くなって」。いよいよ12月のファイナルQTはみごとランク12位に潜り込み、今季前半期の出場権を確保した。

現在、米ツアーで活躍する松山の凄さは間近でいやというほど見てきた。「たまに一緒に回ったりしましたが、手の届かない存在です」。ときどき厳しいことも言われたと、今はまだ雲の上の存在からは「ゴルフに対するストイックな姿勢を学んだ。自分の意識も変わった」と、先輩に感謝する。

その経歴が認められ、プロ転向が決まってすぐクラブ契約先がテーラーメイドに決まったのは選手冥利に尽きるがその分、「責任も大きい。成績出なかったら、周りからも急に冷たくされそうで。結果を出そうと必死です」。さっそく2戦目にして、メーカーのお見立てが間違いではなかったことを示すチャンス到来だ。

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