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ANAオープンゴルフトーナメント 2017

壁ドンイーグル! 竹安俊也は「松山さんみたいになりたい」

初日の最終ホールは、9番で260ヤードの2打目をスプーンで追い風に乗せて、左10メートルに乗せた。「バーディ計算の、けっこう曲がるフックライン。壁にドンと当たって、まさか入ってくれるとは!」。
イーグル締めで、4アンダーを出した。

初日の緊張も加わり、「最初はショットもパットもあまり良くない」。モジモジの前半も、折り返して4番で「スプーンのティショットをまっすぐ気持ちよく打てて、そこから良い流れが来た」。

そのあと5番からの3連続バーディもあって、午前組での4アンダーの出だしは「このあと10位くらいに沈むと思う」との目算も、良い方に外して4位タイで初日を飛び出した。

身長175センチに、体重は昨年から10キロ増の75キロ。うち7キロは「年齢スかね。体脂肪が増えちゃった」と、メタボの傾向も、むしろ「肥満になりたい」という痩身には歓迎だ。

「去年から10ヤード伸びて、290ヤード前後は飛ぶようになった。安定感が増した」とは偶然の産物だけでもない。
体重が増えたうちの残り3キロは、ひとつ上の偉大な大学の先輩の助言から。

2位に終わった全米オープンのあと一時帰国した松山英樹に久しぶりに食事に誘われ、「お前たちも筋トレしろ」。すぐに取り組みはじめて3ヶ月目。
「ジムに行くのは面倒くさい」と、もっぱら自宅や転戦中に広場や公園を見つけて園内を走ったり、ベンチで腹筋や背筋を本気でやり始めた。
「松山さんは大リーガーみたい」。憧れは、筋肉隆々の背中とあのお尻。
「松山さんみたいになりたい」。

今季は日亜両ツアーの出場権を持ちながら、いずれも賞金ランクはまだ80位台と、夢のWシードにはどちらもここからが正念場だ。
「これから先もしっかり自分のゴルフが出来ればいい」と、好発進に気が引き締まる。

今季国内開幕戦の東建ホームメイトカップでは、3日目に7位タイにつけながら、最終日は大ギャラリーの中で、やはり先輩の藤本佳則とV争いした緊張も加わり「1日中、自分のゴルフが出来ずに終わっちゃった」と、29位タイまで落ちた。
「経験が浅い分、そういう場面でミスしたりすることが多い」との反省を、この好機にこそ生かしたい。

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