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今年は8000ヤード超の最長コースが舞台!  <〜全英への道〜ミズノオープン at ザ・ロイヤルゴルフクラブ>

手嶋多一(左)と鈴木規夫プロ(右)
今年はスコットランドのカーヌスティで開かれる「全英オープン」の国内予選をかねた「〜全英への道〜ミズノオープン at ザ・ロイヤルゴルフクラブ」は3月27日、開催を発表する記者会見を開き、その概要を明らかにした。

タイトルにもあるように今年、会場を移して行われる茨城県鉾田市のザ・ロイヤルゴルフクラブの特徴は、なんといってもその総距離の長さだ。
2017年3月に開場した同コースは「世界に通じる」「選手の教育、育成、強化、再生ができる」「世界から尊敬される選手が集まる」の3つをコンセプトに、プロゴルファーの鈴木規夫氏が監修した。
「攻めるホール、守るホール。要するに陰と陽をつけている」というコースの総距離は8143ヤード。期間中はもっとも長い日で、8007ヤード(パー72)の設定が予定されており、男子ツアーにおいては1973年に、兵庫・旭国際東條CCで行われた「日本プロ東西対抗」の7777ヤードを抜いて、史上最長のセッティングとなる見込みだ。

大会ディレクターをつとめる一般社団法人日本ゴルフツアー機構の藤崎茂夫は、鈴木氏の要請を受けて「大会でも最長への挑戦をテーマにしたい」と、プランを明かした。

記者会見に臨んだホストプロの手嶋多一はその印象について「グリーンの形状を見るにつけても、長いコースだからといって、飛べば良い訳ではない。バンカーが大きく、ショートホールも難しい」と、語った。
「ドローヒッターで、かつ球を操れる人が有利。残り3ホールで、例えば5打差あっても安心できない。守りきるのは難しい」とその手強さを認めつつ、「チャレンジングなコースは楽しみ。いい試合を見せて、全英も狙いたい」。
2015年に実に29年ぶりに、大会にホストVをもたらした手嶋も今年50歳。シニア入りの年齢に達する目前に、最長コースでのメジャー切符と大会2勝目にも期待がかかる。
  • 記者会見の模様

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