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谷口徹、50歳。まだまだ続く熱い夏・・・・・・!!

マッチプレ−会場で、同世代の佐藤(大会のセッティングアドバイザー)や手嶋(右から)に日本シニアオープンの結果を報告する谷口。まだ夏は終わらない。
日本列島はまだまだ猛暑が続きそうだがこのベテランは、すでに夏が終わってしまったような落胆ぶりだった。
谷口徹は今年もまた先週の「ISPSハンダマッチプレー」で初戦敗退。
星野英正を相手に5&4を喫してこてんぱん。11番ではなんと誤球の大失点もあった。「離されるというか・・・。一人で自滅していっただけ。向こうは何もしていない。下手過ぎて・・・。自分に嫌気がさしてます」。
今年は胸に期するものがあったから、落ち込みはなおさらだった。

5月の日本プロで大会最年長優勝を飾り、7月にはシニアデビューも飾った。
日本シニアオープンではタイの英雄に5打差の圧勝を許して「マークセンは、ホントに52歳なんやろか? 強すぎる・・・」。
勝つ気満々で臨んだだけに、手嶋多一らシニア入りを目前に控えた選手たちへの戦況報告は、悔しそうでも結果2位は、上々のデビュー戦だったと言ってよい。

怒濤のシーズン前期を最上の形で折り返すためにも、勝利は必須だった。
2003年まで29回行われた公式戦「日本プロマッチプレー」は優勝こそないが、99年から2年連続で決勝戦に進んだ経験もあった。
「マッチプレーは得意なほう」。
それなのに、あれから14年ぶりにツアーに復帰した競技方式で昨年の第1回大会に続いて今年もまた1回戦に敗れて「苦手やわ・・・」。
さすがのベテランも、前言を撤回するしかなかった。

「しばらくやることなくなっちゃった」としょんぼりと、「“コブクロツアー”も終わっちゃったし完全燃焼。後半、何をモチベーションにやろうかな・・・」。
黒田さんと小渕さん。人気デュオの歌声が、目下50歳の元気の源。メッセージ性の高い歌詞は「自分とかぶるところがある」と昨年は、賞金シード復活への大きな原動力にもなった。
楽しみにしていた今年のコンサートツアーも7月の大阪・京セラドームのライブを持って閉幕して、谷口の熱い夏は終わった?!
「モチベーションがなくなっちゃった・・・」などと、燃え尽きるにはまだ早い!
つかの間の夏休みを経て、再び始まる男子ツアーは8月23日に開幕する「RIZAP KBCオーガスタ」。同大会の大会公式ソング「虹」を歌うのが、何を隠そう大好きなコブクロさんなのである!!

今年もまた、会場まるごと“夏フェス”と銘打ち、ゴルフを観ながらグルメや音楽を楽しんでもらおうと、計画中の同大会では選手たちがめいめいお気に入りの「勝ち歌」に乗ってスタートティに入場する『選手紹介セレモニー』も、実施される予定だ。
今年もまた、コブクロさんの名曲の中でも一番のお気に入りをリクエストして、真夏の芥屋(けや)で盛り上がっちゃいましょうよ、谷口さん・・・・・・!!
熱い夏は、まだまだ終わりじゃない。

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