記事

レオパレス21ミャンマーオープン 2017

井上信(いのうえまこと)が2人の社長を喜ばす

開幕前日のプロアマ戦は、朝から日本ツアーのプロ15人が参加して、午後から今度はアジアンツアーが接待でコースを使用するため、それ以外の選手はラウンドには出られない。

その分「練習グリーンで、3時間粘った」。
2014年から失ったままのシード権は、今年も出場権すら恵まれずに「久々のチャンス。生かさないと行けない」。
その一心で、炎天下で延々とボールを転がした。

「去年に引き続き“ミャンマーさん”に推薦を頂いたので・・・」と、聞こえた。確かに、今大会の冠スポンサーの社長のお名前は開催国と、よく似ている・・・!!

井上がスポンサー契約を結ぶマイナビの中川信行社長と、株式会社レオパレス21の“ミャンマー社長”・・・もとい、深山英世(みやまえいせい)社長が懇意なことから、2年連続で頂いたありがたい機会。

新開催コースのパンラインゴルフクラブは、昨年のロイヤルミンガラドンに比べて、「ロケーションとか、日本のコースに近い気がする」。

各ホールに池が絡み、明確にセパレートされたコースは「刻むところは刻むとか。狙いどころがはっきりしていて、日本ぽい」。
この1年で、全面改修されたグリーンも固くしまって「見た目より、早いところも日本に近い気がする」と、ここ数年は、日本ツアーの出場機会も限られてはいるが、ツアー2勝の選手には、思い当たるところがあり前日のうちに入念に調べておいて良かった。

この日の最終ホールは池越えの18番。小さく固いグリーンは、下手を打てば奥のギャラリースタンドまで一直線だが240ヤードの2打目は「スプーンで高く打って、凄く良い球が打てた」と右手前5メートルに乗せて、最後のパー5も楽々とこの日8つめのバーディで締めてきた。

今大会に備えて、直前のタイで2ラウンドのミニ合宿も効いている。「せっかくチャンスを頂いたので。頑張ります!」。ミャンマーで、いっぺんに2人の社長を喜ばす。

関連記事