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SMBCシンガポールオープン 2017

41歳の新顔! 岩本高志は「ついて行くだけ」

うんと年下の小池(右)に連れられて、大会ゲートをくぐる岩本。41歳の新顔が、いざ初陣
今年41歳にして、アジアと日本の両ツアーで出場枠を分け合う今季の第1戦に初出場を果たした。

プライベートでマレーシアに来たことはあるが、初めてのシンガポール。17日と18日と2日かけて、会場のセントーサGCを9ホールずつ、見て歩く予定だがすでに17日の“初日”に「ハーフだけで、疲れてしまった。距離があるし、地面は固いし、難しいし、暑いし本当に大変」と、それも嬉しい悲鳴だ。

昨季の賞金ランキングで65位につけて、初シード入りを果たしたばかり。ベテランの新顔は「この年になって初めてこんな経験が出来る・・・。幸せですよね」。

頼もしい後輩もいてくれる。
今回の遠征に当たっては、この2人に任せっきりだ。
「ツアーコンダクターは、陽亮(ようすけ)」。
昨年のツアー選手権で初優勝を飾った塚田陽亮は留学経験もあり、旅慣れており、、何より英語が出来る。
「それと一平。去年もこの大会に出ているし、何でもよく知っているから」。もう一人はシード2年目の小池一平。
この3人で空港でもどこでも列をなし、「僕は、彼らの一番後からくっついていくだけ」と最年長の岩本がのんびりと、最後尾をついて歩く。

「俺は本当に何も分からないから。助かってます」と、全幅の信頼でやってきた。
練習場で、招待選手のエルスを見つけて小さく感嘆。
「・・・でけえな!」。もうシニア入り間近の英雄と、自分を重ねて「俺はこう見えてもタイガーの1コ上。なんか、悲しくなるよね」と、自ら遅咲きの境遇を嘆きながらもどこか、楽しそうだ。

ケガに泣かされ続けたプロ人生。年末年始はとにかく、クラブを握らず持病の両肘痛の回復につとめて、昨年は欠かせなかったテーピングは取れたが、常に再発の不安はつきまとう。

灼熱の国といっても油断は禁物。極寒の日本から、いきなり来てかえって体を壊す選手もいるから岩本も、用心しながら体を慣らしていく。

「今年は優勝・・・なんて、言える立場ではないけれど。夢だけは、でっかく」。プロ19年目にして巡ってきた春は、次週のミャンマーと合わせて丸ごと2週間、存分に楽しむつもりだ。

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