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ISPSハンダマッチプレー選手権(1回戦・2回戦) 2017

いざ、104人の頂点へ!!

先週からまだ負け知らず! 宮本。派手〜〜〜
総勢104人の一大マッチレースはひとまず、一つの山場を終えた。8月1日から2日間をかけて、千葉県の浜野ゴルフクラブで行われた「ISPSハンダマッチプレー選手権」は96人での1回戦、さらに2回戦を経て、24人が3回戦に進んだ。

一瞬に賭けた、男たちの一対一の真剣勝負で、さっそく波乱が起きている。1回戦で、目下賞金ランク1位が姿を消した。チャン・キムが、マシュー・グリフィンに3&1で敗れた。
2回戦で、今度は賞金2位の選手会長が脱落した。
宮里優作は、趙炳旻(チョビョンミン)に3&1で負けた。一時は1ダウンまで引き戻したが、「ビョンミンがあまりにも、調子良かった」と、再逆転に至るまでには残りホールも足りなかった。

イギリス、福島とそして千葉。過密スケジュールに加えて、前夜はイギリスにいる妹の藍さんから心配な連絡もあった。全英女子オープンで、お父さんの優さんが救急車で搬送されたという。
父親もまた、子どもたちのために、過密スケジュールを自らに強いておられたためか。
「でも意識はあるし、大丈夫と。詳細は検査入院してそれから」と気落ちはなかったが、勝利につなげることは出来なかった。

「僕も、チャン・キムも負けてしまって…。申し訳ない」。これからが本番というときに、いま最強の男たちが会場を空けることになり、主催者に詫びた。

一方で、ベテランたちが元気だ。この日は、前日の1回戦の残りホールから、目立ちに目立っていたのは先週の覇者。宮本勝昌は、早朝のコンビニにもこの格好で立ち寄った。店員さんに目を剥かれても平然と、勝ち進んでそのまま挑んだ2回戦では、秘策(?)も飛び出した。

スタートの10番ティから、なぜかしゃっくりが止まらない。静かなコースに「ヒャック、ヒャック」と響き渡って、相手のオーの笑いも止まらない。
「相手が打つ時には懸命にこらえて。どうしようかと思ったけれど…。すぐ2ホール目に止まって良かった」とにぎやかに、4&3で快勝をした。
再開ホールも合わせて「今日は長い1日。久しぶりにいっぱい回った。やっているときは、分からないけど今日の夜はきっと疲れてます」。

先週、日曜日には、福島でツアー通算11勝目をあげたばかりだ。あれからまだ、負け知らず。9月6日から始まる3回戦ではさらにシード8選手を加えて、今度は32人でやぐらを組む。宮本もその直前に、誕生日を迎える。
共に、日大の三羽がらすと呼ばれた同期の片山も、開催直前に滑り込み出場を果たした横尾も、揃って3回戦に進んだ。
45歳トリオも、このまま元気に勝ち進みたい。

※3回戦進出者一覧

  • 賞金1位も
  • 2位の優作も2回戦で姿を消すという波乱。優勝賞金5000万円の栄光は誰の手に?!

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