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seven dreamers challenge in Yonehara GC 2015

ケガの巧妙で叩き出した4アンダー “これでも本当に調子悪いんだよ”

ホールアウトした選手の中では、ひとつ頭抜きに出た68ストロークをマークしたのは吉永智一。4アンダーは暫定トップの好発進だ。
全身ずぶ濡れになりながらも表情明るくアテストエリアに登場した吉永。この条件下、好スコアをマークしているから当然の表情なのかと思いきや、吉永の口からは意外な言葉が飛び出した。
“昨日の練習ラウンド、実は80叩いちゃってたんだよ。何だか昨日と別人みたいで笑っちゃうよね”と、わずか1日で12もストロークを縮めていることに、当の本人が一番ビックリしているようであった。
だが、話を進めていくうちに、この好スコアにはしっかりとした裏付けがあった。
“自分のゴルフが悪かったので、とにかく安全策を取ったんですよ。行っちゃいけないところには打たないようにしたし、決して無理もしなかった。それにこの雨でしょ。グリーンは止まってくれるから、無理していくよりも安全に行った結果なんですよ”とまさにケガの巧妙で導き出した4アンダーだったのだ。

“でも本当にゴルフの調子は悪いんだよ。今日の同伴者は誰も信じてくれてなかったけどね”と、好スコアに言葉も滑らかだ。
そんな悪いながらもスコアを作るのはベテランらしさともいえるが、明日の最終日に向けての抱負を聞いてみると…。
 “明日もグリーンは止まるでしょ。だからといって狙っちゃいけない。謙虚に行くだけですよ。明日に向けてテルテル坊主作っておかないとね”と、笑顔で取材に応えてくれた吉永。

明日、吉永にとって、チャレンジツアー初優勝に向けての戦いが幕を開ける。

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