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フジサンケイクラシック 2015

近藤龍一が、師匠の教えを守って2位タイに!!

そしてこちらは、31日月曜日の予選会「マンデートーナメント」を通過して、本戦出場を果たした飛ばし屋。額賀のように“称号”こそ持たないが、他の選手も一目置くその飛距離。
「自分でも、そこは落としたくなかったけれど」。

この日は前のティを使っても、501ヤードと距離のある5番のパー4もいつものように、「本当はドローで攻めたかったけれど」。じっと我慢のフェードで打った。

今週は、中継局のフジテレビで解説をつとめる水巻善典にずっと言われてきたことだ。「金を稼ぐなら、フェードで打たないとダメだ」。同志社大学を出てから、研修生で入った兵庫県の鳴尾ゴルフ倶楽部に水巻がいた。「水巻さんに出会ってから、僕の人生は変わった」と、崇拝する師匠の言葉はやはり、本当だった。

自慢の飛距離を落として、コントロール重視のゴルフをするようにとは、前から言われてきたことだが、そこだけはなかなか踏ん切りがつかなかった。
「でも、僕ももう歳」とは、29歳のセリフとしては少々早いがそれでも「若いころに比べて、身体も動かなくなってきた」。
振りちぎるスイングにもちょうど限界を感じ始めたころに、ようやく師匠のアドバイスを受け入れる心構えも出来て、こうして結果にもつながれば、「やはり言うことは聞かないといけません」。

今週は今季2試合目のツアー会場で、久しぶりにスイングを見てもらって「飛ばないけど、金は稼げる」と、水巻のお墨付きをもらったことで今週のゲームプランもますます固まった。
「ドローでフェアウェイにおいて、ピンを狙わずグリーンに乗せて、無理せず回る」。次週は、来季の出場優先順位を争うQTのセカンドステージを控えて「今週は、それに向けていい感じで調子を上げていければいい」と、久しぶりのレギュラーツアーでも気負いはない。

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