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Indonesia PGA Championship 2013

河野祐輝(こうのゆうき)が今季初戦

チャレンジの星も今季初戦。河野にとっては、初めてのインドネシア。連日35度近くにもなる当地の暑さは「きついっすね」と、顔をしかめた24歳だが、このオフはすぐお近くのタイで、合算すると1ヶ月あまりも過ごすなど、東南アジアの酷暑には、すでに免疫もある。

27日の水曜日は、会場のエメラルダゴルフクラブをじっくりと見てまわり、「まあ、追々ですね」と悠然と構えつつ、攻略の鍵も見えてきた。

「ティショットの落としどころと、グリーンを外した際のアプローチ。アイアンも、しっかりとエリアを考えて打っていかないと、良いスコアは出ない」と、翌日の開幕に向けて、プランも徐々に固まりつつある。

昨年のチャレンジトーナメントで賞金ランキング1位に輝き”シーズンチケット”を手にした今年は、さらなる飛躍を見据えて、各地を飛び回っている。

3月初旬には、JGTO主催の宮崎合宿にも参加。
「あのとき教わった身体の動かし方を、自分なりに取り入れています。僕は股関節が弱いので、朝のウォーミングアップでも取り入れて、可動域が広がったと思う」と、その成果もじわじわと出ている。

ジャパンゴルフツアーの開幕戦はあくまでも4月の東建ホームメイトカップだから、その直前に海外で思いがけず戦いのチャンスを得ても「正直、まだオフが抜けきれていない感じ」と、これが自身にとっての第1戦という余分な気負いは一切なく、それだけに今週の目標も、特に具体的には立てていなかったようだが、しいてあげるとすれば、「トップ10入りを目指して頑張る」。

今大会が終わったら、帰国するなり沖縄に飛ぶ。キャンプの合間にいくつかのミニツアーに出て、休む間もなくシーズンに突入する。
「始まるまでに、いろいろとやっておきたい。出来る限りの準備をして迎えたいから」。
ここインドネシアでも、開幕を前にぜひ大きな土産を持ち帰って欲しい。


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