この日ベストスコアとなる7アンダー65をマークして、通算10アンダー　5位タイに浮上してきたのが薗田峻輔だ。東コースの1,2番を連続バーディでスタート、波に乗った。そのあと5番バーディ、8番イーグルと前半（パー37）を32で折り返すと、後半（パー35）も15,16番とバーディを獲り、33で回った。「これで吹っ切れました」というのは、ここまでショットの調子も悪くなかったにもかかわらず、雨や風などの影響でスコアにつながっていなかったからだ。それがこの日の快進撃で胸のつかえが取れたのだろう。

練習ラウンドでは東コースはやや苦手としていたようだが、2日目に回ったとき（インスタート）にインコースを4オーバーとしてしまい、逆にアウトコースは4アンダーで回った。そこで今日は「アウトではいいイメージがあるので、スコアを出して、インは耐えよう」と作戦を立てたのがずばり的中した。

明日からの決勝ラウンドは西コースだけを使用する。「ドライバーを思い切り振っていけるので」西コースのほうが回りやすいようだ。首位グループとは1打差。チャンスは広がっていく。

• 薗田 峻輔