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東急那須リゾートJGTOチャレンジII 2012

河野祐輝がチャレンジトーナメント2試合連続優勝を果たす!!

『東急那須リゾートJGTOチャレンジⅡ』最終日、単独首位でスタートした河野祐輝が、2日続けて出場選手全員のベストスコアである65をマークし、トータル14アンダーでフィニッシュ。
首位に1度は並ばれたものの逆転は一度も許さない完全優勝を成し遂げた。
河野にとって、2週間前の『秋田テレビ・南秋田CC・JGTOチャレンジⅠ』に続くチャレンジトーナメント2勝目を、2010年のD・チャンド以来の2試合連続優勝の快挙で飾った。

首位で最終日をスタートしたものの、最終組の同組で回っていた内藤寛太郎の猛追を受けフロント9が終了した時点では、首位で並ばれる展開になっていた。
河野本人も焦りはあったようだが、そこから河野の快進撃が始まった。
10番ホールで起死回生のイーグル、その10番ホールで内藤はスコアを伸ばせず差が広がり、河野が勢いに乗った。最終的には2位に3打差をつける圧勝。最終ホールをボギーとしたものの、そこはご愛嬌。36ホールでわずかボギー1つという完璧なゴルフだった。

『秋田テレビ・南秋田CC・JGTOチャレンジⅠ』では逆転優勝だった河野。
「プレッシャーは前回の逆転よりも大きかったです。でも1日目よりもいいゴルフをしようという気持ちで臨みました。」
と話すようにトップスタートからの逃げ切り優勝は河野にとって更なる自信を深めたようだ。

すでに資格は所持していたが、優勝した河野には来週開催されるレギュラーツアー『長嶋茂雄INVITATIONALセガサミーカップ』の出場権が与えられた。現在、レギュラーツアーでの自身最高順位が31位という河野だがレギュラーツアーでも上位にという気持ちは強い。
「秋田で優勝して勢いよくいったのにミズノでは予選通過がやっと。レギュラーツアーとの壁はまだ結構あるなと痛感しました。皆さんリカバリーがすごく上手いですよね。僕の場合、フェアウェイキープがほとんどで、ラフに入れた時のボギー率が凄く高いんです。レギュラーツアーで上位に行くためにはフェアウェイキープが絶対条件だと思います。」
『長嶋茂雄INVITATIONALセガサミーカップ』では河野のティショットに注目したい。

今季の目標について河野は、
「チャレンジでは3勝、レギュラーツアーではまだ壁は厚いですけど、賞金シードを取れるようにがんばりたい。」
と力強く話してくれた。

河野が目標に掲げている“チャレンジトーナメント年間3勝”、これを達成すればレギュラーツアーの今季の残り試合シードを獲得する河野。更にチャレンジトーナメント賞金王に向けても大きく前進する。
「賞金王については目指さないといけないと思います。レギュラーツアーで賞金シードを取るよりもチャンスだと思うので、今後はチャレンジトーナメント優先になると思います。」

“チャレンジトーナメント年間3勝”へ王手をかけた河野の今後に注目したい。

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