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〜全英への道〜 ミズノオープンよみうりクラシック 2010

中国出身のプレーヤーが2位グループに2人

まさに大先輩に、引っ張られた。首位グループに名を連ねた呉阿順 (ゴ アジュン)は、やはりトップにつけたW・リャンと同じ中国出身のプロ。

この日2日目は午前スタートだったリャンが、先に通算8アンダーでプレーを終えたのを見届けて、がぜんやる気になった。

午後スタートを控えていた呉は、専属キャディで親友の全成龍さんと、誓い合った。
「リャンさんに追いつくつもりでやろう」。

開幕前は、「こんなに良いゴルフが出来るとは、思ってもいなかった」と本人は目を丸めるが、ボギーなしの4アンダーで回ってきた前日初日から絶好調。
この日も、危なげないゴルフでバーディ締め。最終18番は、247ヤードの第2打を5番ウッドで8メートルにつけて有言実行。
7つ年上の、いまや押しも押されもしないインターナショナルプレーヤーの先輩と、しっかり肩を並べてみせた。

ゴルフとの出会いは16歳のときだった。地元・福建省で“スカウト”された。幼少時代はバスケットでならした身長183センチ、体重85キロの恵まれた体格。当時、開校したゴルフ学校の推薦を受けて、特待生として入学した。

めきめきと腕をあげ、アメリカで開かれたアマチュアの大会で、優勝した経験もある。
一昨年の2008年にプロ転向。
稼ぎ場を求め、今季からファイナルQTランク7位の資格で、日本ツアーに本格参戦。

「日本のツアーは噂どおり、素晴らしいです。コースのメンテナンスもギャラリーのみなさんのマナーも、完璧ですね」。
今大会は、そろそろ慣れも出て来た出場3試合目にして、初の決勝ラウンド進出は、いきなりのV争い。
翌3日目は「お兄ちゃん」と慕うリャンとともに、優勝争いに挑む。「自分のペースを大事にしながら、少しでも上位を目指したい」と、胸躍らせる。
そんな後輩に、リャンからのメッセージ。

「阿順はとても良い選手だが、まだまだ経験が足りない。今年はまだ予選通過がなかったみたいだし、これを機会にいろんなことを吸収して、もっともっとビッグな選手になって欲しい」。
先輩のエールに感激・・・・・・!!
「期待に応えられるように頑張ります」と、気合いを入れ直していた。



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