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2013年のNEW FACE!!<河野祐輝(こうのゆうき)>

レギュラーツアーへの登竜門「チャレンジトーナメント」で昨年、強さを見せつけたのが河野だ。「こうの」と読む。6月に、2010年のディネッシュ・チャンド以来という快挙を達成した。「秋田テレビ・南秋田CC・JGTOチャレンジ I」で初優勝を飾ると、続く「東急那須リゾートJGTOチャレンジII」で、2試合連続優勝を挙げたのだ。

そして“最終戦”の「JGTO Novil FINAL」で賞金ランキングは逃げ切りの1位に。
2008年のプロ転向から4年目にして“シーズンチケット”をつかんだ。

武器となったのは、本人も自負するコントロール自在のショット。レギュラーツアーの部門別ランキング。「僕はドライバーでもアイアンでも狙い打ちが得意」と自信満々で語ったとおりにフェアウェイキープ率で1位に。

ショットばかりか、気持ちのコントロールも抜群だった。
ゴルフはミスをいかに補うかを問われるスポーツ。良いことばかりは続かない。「悪い部分もどう受け入れてプレーをするか」。どんなときも冷静に、自分ととことん向き合う姿勢が、好結果を引き寄せる何よりの鍵になったと胸を張った。

チャレンジトーナメントでの活躍をきっかけに、スター街道を駆け上がっていった選手は多い。
ツアー通算2勝で今や、シード選手の常連の松村道央も2007年の“賞金王”だし、昨季は再三の優勝争いで、賞金ランキングは自己最高の16位につけた上平栄道(うえひらまさみち)もまた、2008年のチャレンジトーナメントの1位者で、ツアー初優勝は間近とも言われている。

また池田勇太はチャレンジトーナメントの賞金ランキングで2位につけた翌年、2009年にツアーで一気に年間4勝を飾っており、その後の躍進は言うまでもない。

「僕もその波に乗りたい」と意気込む。
2013年は、河野がチャレンジの星になる!

※昨季、河野が賞金ランキング1位に輝き、今季のレギュラーツアーは1年を通じた出場権を手に入れた「チャレンジトーナメント」。2013年は10試合の開催が予定されており、今年もまた未来のスターを夢見る選手たちが、しのぎを削ります。

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