記事

中日クラウンズ 2010

野仲茂が4位タイ

今年、3年ぶり8度目のシード権復帰を果たし野仲が踏ん張っている。3日間とも安定したスコアでいよいよ優勝争いに加わった。

初日は66をマーク。2位タイにつけながら、自信がなさげだった。
「ほんとめちゃめちゃで。1パットのパーばかり」。
ショットの悪い傾向が出ていた。
「僕の場合、ドライバーは、フェアウェーに狙い打ちしたくてフェードボールになり、アイアンは、捕まえたいからドロー打ちになる」。
その傾向が強くなりすぎると、どちらかに弊害が出てくる。

「今はアイアンですね。さっそく練習してきます」と、ホールアウトするなり練習場に直行していたものだ。

調整の甲斐はなく、相変わらず今も自信はない。
「でも今週は、珍しくパットがいいので、助かっています」と、16番では「この日一番長かった」という4メートルのパーセーブもしのぎ、首位と2打差に留まった。

昨年は、練習仲間の五十嵐雄二が5年シードの公式戦「UBS日本ゴルフツアー選手権 宍戸ヒルズ」で40歳にしてツアー初制覇。
大いに刺激を受けた39歳も、ひそかに「自分も」との意欲はあるが、「今週ですか? いえいえ、ショットがこの調子では・・・」と、口を濁した。
「明日もきっと、おっかなびっくりのゴルフになると思うんで。とても優勝を狙うとは言えませんよ」と柔和な笑みを浮かべたが、ここ和合ではそういう謙虚さが武器になることもある。
「このくらい、自信がないほうが逆にいいかな」と最後はちょっぴり欲も見せていた。

関連記事