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WGCブリヂストン招待、開幕前日

前日火曜日には谷口徹と、練習ラウンドをおこなった小平智。この日は午前中に一人でコースを回って、「全英オープンよりは、やれる感じがある」。2日間で通算13オーバーを打って、早々に引き上げたリンクスコースは、海風にさらされてカチコチの地面に翻弄されて、対処法さえ分からずに、今後の課題ばかりが頭の中を渦巻いたものだが、ここではまったく手も足も出ないというほどではなさそうだ。
優勝賞金1億4995万円をかけて、世界19カ国から73名の精鋭が集うこのビッグイベント。「当たって砕けろで頑張ります」と、意気込む。
一方、松山英樹はショットの調子がいまひとつといい、この日はビリー・ホーシェルと9ホールの練習ラウンドでも、改善策は見当たらなかったようで「修正しようにもできないので、イライラしてます」。それだけに、練習にもつい熱が入る。「球を打ちすぎて手が痛い。普段、こんなけ打たないだけに、急に練習すると痛い目に遭う」と苦笑いを浮かべながらも、調整に余念がないのはもちろん、翌日にはあの人とのラウンドを控えているから。
予選ラウンドで回るタイガー・ウッズ。大会7勝を誇り、世界ランク1位に返り咲いた超スーパースターは、全英オープンで松山と回ったロリー・マキロイからすでに、情報を仕入れているといい、「全英でも良い成績を残しているし、彼は距離も出るって聞いている」。
また、まだ24歳のマキロイをつかまえて、「ロリーももう歳。マツヤマは次の世代の選手だ」とジョークも交えて、絶賛しているという。
それを聞けば、なおさら思いは切実で「パープレーで行けたら泣けるくらいに嬉しい」と松山。意気込みは少々心許ないが、いつも調子は良くないと言いながらも何か、大きなことをしでかすのが日本が誇る怪物ルーキーの特徴だ。
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