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谷口徹 『いつもの全英とはちょっと違って・・・』 <全英オープン2日目>

コースの地面はたっぷりと水分を含み、芝は青々としている。過去に全英オープンを経験しているどの選手の口からも、「今年の全英は、全英らしくない」という言葉が聞かれたほどだ。
谷口もそれを感じた1人だ。
全英オープン出場は今回で8回目。もう“常連”と言っても良いほどの域に達している。
「今回はリンクスっぽくない全英オープンやったなぁ。雨が降って下が柔らかかったし・・・。こんなウェットな全英は滅多に無いんじゃないですかねぇ。」
毎年であれば、ラフから打ったボールはグリーン上に落ちても、必ずと言っていいほど跳ねてグリーン奥にこぼれ落ちる。フェアウェイから打った球ですら跳ねてしまうこともある。ところが今年は、グリーン上に落ちるボールはピタリと止まり、選手はピンをデッドに狙ってくる。
そんな状況があってかどうかは別として、武藤のコメントと同じように谷口も「今日のピンの位置はかなりシビアな場所に切られていた」。
今日の前半は2オーバーで耐えていたが、持ち直すことが出来なかった。
「良い転がりをしたパッティングが出来ていたんだけど入ってくれなかった。難しかった。全英は何回来ても課題が見つかる。」
今週は残念ながら予選落ちという結果に終わったが、再来週はWGC−ブリヂストンインビテーショナル、さらに次の週は全米プロと海外遠征が続く。
「気持ちを切り替えて、また2試合がんばります。」
44歳の谷口が、世界を股にかけて戦う。














