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セブン・ドリーマーズ・チャレンジ in 米原GC 2016

5打差も可能性はゼロではない!竹安俊也が9アンダーフィニッシュ

 午後組のOUTスタート、第25組の竹安俊也が、31・34の65ストローク。133ストロークの通算9アンダーで初日の19位タイから、暫定4位タイへと大きく順位を上げてきた。
“今日はラッキーが2つあっての6アンダー。上出来ともいえますが、まだまだ伸ばせる余地もあったので、明日はもっと攻めていきます”
2つのラッキーとは、まずは3番のショートホール。距離は185ヤードの設定ながら、難易度は3.385と初日を終えて3番目の難度。ティショットはグリーンを外したもののチップインバーディを奪った。
また、もう一つのラッキーは11番での第2打目。ミスショットしてチョロしたものの、ボールは池の表面をスキップしてフェアウエーのセンターに。このホールをバーディで切り抜け、2つのホールでミスをチャンスへと切り替えて見せた。
そんなラッキーが続けば、その流れを切りたくはなかったはずだが、無情にも降雨によるコースコンディションが不良となり、競技が中断。
“中断中は、クラブハウスへと戻り、レストランにいましたね。流れが切れる…という気持ちもありましたが、ゴルフのことはまったく考えていなかったですね”と、気持ちの切り替えもしっかりと出来ていた。
再開後は、やはり流れが止まったかに見えたが、最終18番でしっかりとバーディを奪取。6バーディ、ノーボギーの65ストローク。トータル9アンダーでフィニッシュした。
暫定ではあるものの、トップと5打差の4位タイ。明日の最終日に向けて話を向けてみると…。
“このコースで5打差は確かに厳しいと思います。でも、可能性はゼロではないですし、その可能性を高めるのも自分次第だと思っています。そのためには攻めていくことが大切ですし、伸ばせるならどこまでも伸ばす気持ちでプレーして優勝を狙っていきたいと思っています”

竹安は、チャレンジツトーナメントとアジアンツアーを掛け持ちし、アジアンツアーでは、今年の7月に台湾で開催された『Yeangderトーナメントプレーヤーズ選手権』でプレーオフに進出。敗れはしたものの優勝争いを経験したことで、優勝することへの意識が高まっている。
“チャレンジツアーも、アジアンツアーもスケジュールを見ながら残り数試合ずつですが、出場するからには全部優勝するつもりで戦います”
 
 プロ転向後2年目で芽生えた、優勝を渇望する気持ち。可能性はゼロではない…。竹安が攻めるゴルフでその思いを具現化する。

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