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初日(9日、フォアサム)の組み合わせ発表!

いよいよ9日(金)に開幕するアジアVS欧州の対抗戦「ザ・ロイヤル・トロフィ」の初日(フォアサム)の組み合わせが8日(木)の18時30分に発表された。

発表会は、大会のオフィシャルホテルのシェラトン・グランデ・スクンビットのボールルームで両チームのキャプテンが、各選手のプレースタイルや特徴を考慮しながら練りに練って作ったドローをぶつけあう形で行われた。

立ち会った両チームのメンバーは名前が読み上げられるたびに顔をしかめたり、忍び笑いをもらしたり…。
注目の対戦表は以下のとおりだ。

11:15 石川遼&谷口徹vsソレン・ハンセン&ポール・ローリー
11:29 チャーリー・ウィ&W・リャンvsポールマッギンリー&パブロ・ララザバル
11:43 谷原秀人&S・K・ホvsニック・ドハティ&オリバー・ウィルソン
11:57 トンチャイ・ジェイディ&プラヤド・マークセンvsニコラス・フェス&ヨハン・エドファルス

…アジアチームのキャプテン尾崎直道が代表メンバー8人のうち、もっとも気にかけているのは、やはり3人の日本勢のこと。

もちろん、母国びいきではない。

地元タイ出身のプラヤド・マークセンとトンチャイ・ジェイディーはもちろん、韓国のチャーリィ・ウィや中国のWリャンらは、先月末まで日程が詰まっているアジアンツアーを主戦場にしており、十分に実践を積んできており、不安材料はひとつもない。

それにひきかえジャパンゴルフツアーは12月初めに全日程を終えて、早々とオフに突入している。正月明けは試合勘が薄れているところへ、開催地のタイは日本とは真逆のこの暑さだ。

目がびっしりと詰まった亜熱帯地方特有の芝質も、戸惑いの要因のひとつとなるだろう。

「日本のコースでやるようにはいかないが、この2日間の練習で得たものを発揮して、みんな死ぬ気で頑張って欲しい」と総括した上で、それぞれ3人にアドバイスを送った。

谷口徹には…
「去年のワールドカップで3位になったように、どんな舞台でも相手をやっつける力がある。ツボに入ったときに、相手をたたきのめす力を持っている。いつもの力を発揮して欲しい」。

谷原秀人へ…
「これから選手としても全盛期を迎えるとき。いまこそ1試合1試合を精魂込めて、結果を追い求めて欲しい」。

そして、石川遼へ
「スイングを一目見たときに、非常にエネルギー溢れる選手だと感じたが、欧州には遼くらい飛ばす選手は大勢いるだろう。上には上がいる厳しさを感じることで心にハードルが出来るだろうが、今は感じたままに突き進み、それをひとつずつ乗り越えていけ!」。

…まだ恐いもの知らずの豪快なスイング。
「チームのために貢献したい」という17歳の純粋無垢な思い。
それこそが、我らがアジアチームに初タイトルをもたらすひとつの大きな鍵になる、とキャプテンは感じている。
だからこそ初日のフォアサム競技はベテランの谷口をサポート役に、第1組の“先鋒”に石川を据えたのだ。
「彼の若さで引っ張って欲しい」と言うキャプテンの心意気に石川は「谷口さんと力を合わせて、いちばん最初に良いニュースをみなさんにお届けしたい」と答えた。
  • 欧州キャプテンオラサバルは石川を「ヤングスター」と呼び、本戦でのエールを送った?!

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